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新生児小児科

新生児小児科の紹介

新生児科は30年以上前に診療を開始し、次第にその成果を挙げ、現在では300gに満たない超低出生体重児も元気に成育できるようになりました。
当病院は2004年に新病院に移転後、新生児病棟が手狭となってきたため2014年に増改築を行い、より広くて明るい環境下での診療が可能となりました。その新生児治療室は認可新生児集中治療室(NICU)15床を含む31床で、地域周産期母子医療センターとして産科とともに地域の新生児医療の中心的役割を果たしています。昨今の少子化のなかにありながら新生児の入院数は以前と変わらず年間260名ほどの入院がありますが、当科の特徴は未熟児の治療のみならず、先天性の心臓疾患、消化器疾患、神経系疾患、泌尿器疾患などの外科治療も可能、いわばすべての新生児疾患の治療が可能な市内随一の施設であることです。そのため県内はもちろん、県外からの入院依頼も多く、救急車やヘリコプター搬送も行い、迅速な対応を行っています。
医療の進歩に伴い、胎児超音波検査による出生前診断症例が増えています。産科医とともに新生児科や小児循環器科医が出生前からかかわっていきます。また当院でお産をされ赤ちゃんがNICUへ入院される場合は、お母さまに前もってNICUを見学して頂き、少しでも安心してお産ができるようなシステムが整っています。
一方、市内・近隣の産婦人科医院で予想外に小さく生まれたり、出生後に呼吸障害が強く、緊急で昼夜を問わずNICUへの入院搬送依頼が舞い込むことがあり、すべての依頼に24時間体制で往診、搬送を行っています。また出生時に手助け(新生児蘇生)が必要となる赤ちゃんの分娩立会いの依頼に対しても、迅速に対応しています。さらに地域産科スタッフへの新生児蘇生法についての講習も実施し医療レベルの向上を目指しています。
このように出生前から新生児期の治療を万全の体制でおこなっていますが、退院後のフォローアップも責任をもっておこなっていくことが重要と考えており、外来でも引き続き幼児期学童期までの長期間、総合的な医療を提供していきます。

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対応可能な治療

あらゆる新生児疾患に対応可能です。新生児内科疾患全般、染色体異常症などによるあらゆる異常を合併した児の全身管理のほか、先天性心疾患には小児循環器科、心臓外科が中心となって治療、管理をおこないます。また新生児外科疾患(先天性横隔膜ヘルニア、食道閉鎖症、十二指腸・小腸閉鎖症、鎖肛、腸回転異常症、消化管穿孔、嚢胞性肺奇形など)、脳外科疾患(先天性水頭症、脳出血、脳腫瘍、髄膜・脳瘤など)、泌尿器疾患(先天性水腎症、腎嚢胞性疾患など)、耳鼻科(気管切開術)など他科と連携して診断、治療にあたります。

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また特殊な治療として下記にあげる疾患の治療もおこないます。
1. 未熟児治療(500g未満の超低出生体重児から)の管理のなかで
  • 人工呼吸管理(SIMV、HFO、 nasal DPAP、nasal high flow)や呼吸窮迫症候群に対するサーファクタント補充療法
  • 手術が必要な未熟児動脈管開存症に対する動脈管結紮術
  • 未熟児網膜症に対するレーザー治療
2. 気胸や胸・腹水、心タンポナーゼに対する胸腔・腹腔・心嚢穿刺、ドレナージ
3. 血液型不適合や重症敗血症に対する交換輸血
4. 腎不全に対する腹膜透析
5. 新生児遷延性肺高血圧症に対する一酸化窒素(NO)吸入療法
6. 代謝疾患、高サイトカイン血症などに対する血液浄化療法
7. 重症新生児仮死に対する脳低温療法
8. 重症肺疾患に対する体外式膜型人工肺(Extracorporeal membrane oxygenation:ECMO)による治療
その他、外科的治療(手術)が必要な疾患の術前から術後の一貫した管理

診療実績

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*院外出生時の入院も数多くあります
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*院内出生時のほとんどは産科クリニックからのハイリスクの母体紹介例です

 

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*院外出生の半数以上は当院新生児科医が分娩立ち合いや往診後に救急車で当院に搬送しました
*県内外の他病院からの転院の割合が多いのも特徴です

今後もさらに地域の周産期医療に貢献できるよう、安心してお産ができるよう、母体搬送症例に対しては胎児期からの積極的なプレネイタルビジットをおこなうこと、近隣産科施設からの要請には24時間体制で対応し、往診や新生児搬送をおこない迅速にかつ高度な医療を提供すること、また、正常新生児の健診もおこない母親の不安や疑問に答え、児の健康や安全を見守ることも目指していきます。
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医師の外来スケジュール

医師の外来スケジュールは、新生児小児科外来担当医のページをご覧ください。

スタッフの紹介

yamamoto.jpg 医師名 山本 順子
役職 診療部長
専門分野 新生児、呼吸管理、先天異常
資格 日本小児科学会専門医・指導医
日本周産期新生児医学会専門医・指導医
日本周産期新生児医学会評議員
産科医療補償制度診断協力医
新生児蘇生法「専門」コースインストラクター
日本新生児成育学会代議員
福岡県地区別小児等在宅医療推進検討会委員
出身校名 山口大学(平成4年卒)
医師名 横田 千恵
役職 医長
専門分野 小児科一般、新生児
資格 日本小児科学会専門医
日本周産期新生児学会専門医
産科医療補償制度診断協力医
出身校名 九州大学(平成17年卒)
医師名 田中 幸一
役職 医師
専門分野 新生児
資格 日本小児科学会専門医
日本周産期新生児医学会専門医
出身校名 九州大学(平成19年卒)
医師名 大村 隼也
役職 医師
専門分野 小児科一般、新生児
資格 日本小児科学会専門医
出身校名 熊本大学(平成20年卒)

新生児小児科のトピックス

当院新生児小児科最近のトピックスです。以下の項目をクリックしてご覧ください。
周産期母子医療センター(新生児部門)の活動報告 ~地域産科との連携~(2016年6月)
NICU(新生児集中治療室)の紹介(2012年6月)

(最終更新日:2022年4月1日)


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