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病院長挨拶

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2017年は年頭より予想を裏切る様々な出来事に始まり、世界中がとても不安定な様相を呈しているように思えます。振り返って国内では、少子高齢化を反映してか、様々な分野で人手不足が顕在化し、便利で快適だった我々の日常を、改めて考え直すべき時期に来ているように思われます。

さて、政府が進めている地域医療構想(都道府県単位で今後の医療福祉提供体制の仕組みを作る政策)の中で、地域における当院の役割は専門医療、急性期・救急医療などの高度急性期医療機能と考え、体制を整えているところです。これから20年もの間、当院周辺の人口は20%ほど減少する一方で、入院を要する患者さんは10~20%もの増加が予測されています。単純に計算すると医療・福祉従事者にかかる負担は現在のおよそ1.5倍程度に増えることになります。事態は大変深刻ですが、取り敢えず我々がなすべきことは人材の確保と診療の一層の効率化、他医療・福祉施設あるいは行政との密な連携・協働、そして何よりも予防医療の充実と考えられます。

お陰様で当院の医療資源は人材、設備共に全国のDPCⅡ群病院(大学病院本院と同等の診療実績を有する140の病院群)の中では平均程度には達しています。但し決して十分とは言えず、特に看護師不足は慢性的です。このため様々な労働形態を準備し、より多くの看護師(経験者)に参加していただけるような、あるいは家族の介護等のために辞めないですむような手立てを検討中です。また昨今問題になっている医師等の長時間労働の解消も大きな課題です。それにしても、社会の医療に対する要求度は高くなるばかりで、医療が高度化・精緻化するにつけ設備、人員そしてお金が必要になるという状況が繰り返されています。どこかで歯止めをかけないと、とても追随できないと危惧しています。

次に、診療の効率化については、入退院センターの活用など、様々な合理化策や院内活動を通じ、昨年度末には月平均在院日数がようやく12日を切るようになりました。より良質の医療を実行することで、短期間に患者さんの問題を解決し、また患者さんの状態に応じて他施設にご協力をお願いするなど、当院の医療を必要とされる患者さんを出来る限り多く受け入れる努力しているところです。

連携・協働については地域医療構想の進展と共に様々な動きが出てきており、従来よりも機運が高まってきているように感じます。当院としてもこの流れを更に発展させ、情報交換を密にし、患者さんを含め、全ての関係者がストレスなく、機能的で、良好な関係を作れるように、協力してゆきたいと考えています。

病気にならないよう日ごろから気をつけること、早期発見、早期治療に努めること、それによって健康年齢を伸ばすことは最も大事な対策の一つです。診療の充実は勿論、当院の様々な教育、啓発活動を一層活性化させ、地域の先生方とも協力し、住民の皆さんが健康で明るい生活が送れるようこれからも貢献したいと思います。

今後、財政的、人的環境の改善が見通せない中、増え続ける患者さんに如何対応できるのか、有効な解決策は数少ないのですが、当院としては今持てる資源を最大限に活用し、地域のお役に立ちたいと思っています。

院長  多治見 司

 

 
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