感染対策チーム
ICT(インフェクション コントロール チーム)
ICTは、病院内の感染管理を担当する実働組織です。メンバーは、33名で、ICD(Infection control doctor)と3名のICN(Infection control nurse)を中心に、技師、薬剤師、事務職など多職種で構成された組織横断的なチームです。活動は多岐にわたり、週1回の環境ラウンドをはじめ、感染予防策が遵守されているかを確認するために各診療科の回診へ参加、耐性菌の発生状況や手術部位感染、血流感染等のサーベイランスなどを行い感染症の集団発生予防に努めています。これら活動状況は毎月開かれるICTミーティングや院内感染対策員会で報告され院内での情報共有を図っています。また、近隣医療施設と感染情報を共有し、地域における感染防止対策の推進にも取り組んでいます。<主な活動内容>
院内の感染情報の提供
ICTミーティングの開催
環境ラウンドの実施
感染予防対策に関する教育・研修
医療関連感染サーベイランス
針刺し防止対策
感染症発生時の対応
院内における広報活動
近隣施設との連携活動
1.ICTミーティング(毎月)、血培陽性者ミーティング(毎週)
毎月1回ICTメンバーが集まって情報交換、感染対策上の問題について対策を話し合っています。 また、毎週1回血液培養陽性者の症例検討を行っています。
2.環境ラウンド(毎週)
週に1度、多職種で構成されたチームが病院内全体をラウンドし、衛生環境や標準予防策の徹底状況などをチェックし、問題点は現場の職員と協議して改善に繋げています。
3.職員教育
正しい手指衛生の方法、手袋やエプロンの正しい着脱方法などの教育を医師を含む医療職員に行っています。また、感染対策のトピックスや感染予防の基本は研修会を通じて広報しています。 ICTの研修会では多くの職員に参加してもらうために時間帯や曜日を変えて同じ内容を繰り返しています。
<ICTメンバー>
医師 | 11名(ICD2名) |
看護師 | 7名(ICN3名) |
臨床検査技師 | 3名 |
薬剤師 | 3名 |
理学療法士 | 1名 |
放射線技師 | 1名 |
臨床工学技士 | 1名 |
栄養士 | 1名 |
事務員 | 4名 |
清掃委託業者 | 1名 |