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上部消化管外科の紹介

上部消化管外科の紹介 | 上部消化管外科のトピックス

上部消化管外科の紹介

上部消化管グループでは胃癌や食道癌の手術を担当しています。

胃癌治療の現況

以前より胃癌は最も死亡率の高い悪性疾患でしたが、近年は胃癌検診や消化管内視鏡検査の普及により早期発見ができるようになりました。胃癌の治療は病変の切除が第1選択であり、その方法としては内視鏡的切除と手術の2通りの方法があります。内視鏡的治療は、3cm以下で分化型の粘膜内癌など、リンパ節転移の可能性が極めて低い胃癌に対する治療とされており、当院では消化器内科が治療を担当しています。それ以外の胃癌には外科での手術が必要になります(図1)。

手術の方法は、開腹手術と腹腔鏡下手術の2通りがあります。かつては開腹手術による切除が唯一の方法でありましたが、近年はそれに加えて腹腔鏡による低侵襲の治療法が行われるようになっています。具体的には、腹壁の1cm程の小さな傷(図2)からカメラを入れて、テレビモニターに映して観察しながら、専用の細い器具を使用して胃の切除を行います(写真1)。従来の開腹手術と比べて術後の痛みが少なく、腸の運動の回復が早いといわれています。特に幽門測胃切除術が適応となるStage I症例では、日常診療の選択肢とされています(胃癌治療ガイドライン2018年版)。当院では倫理委員会の承認のもと、希望される場合には進行胃癌に対しても腹腔鏡下胃切除術をおこなっています。

 

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図1:胃癌に対する進行度別治療法の適応(胃癌治療ガイドライン2018年版、赤枠は手術の適応)

 

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図2:開腹手術と腹腔鏡下手術の手術創の違い

 

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写真1:腹腔鏡手術の様子

 

当院での胃癌に対する手術治療

当院では毎年100症例前後の胃癌の手術を行っています。近年は腹腔鏡下手術を希望される方の頻度が徐々に増えています。当院の進行胃癌の短期合併症は開腹手術と比較しても遜色ない結果でした(表1、表2)。

腹腔鏡下手術は従来の開腹手術にくらべて難易度が高く、手術の所要時間も長くかかります。腹部手術既往ある方や胃癌が他の臓器に浸潤している場合は腹腔鏡での手術ができない場合もあります。手術をさせていただく中には、その時点ですでに他臓器への遠隔転移(腹膜転移、肝臓転移など)がある場合もあります。この場合は、抗癌剤治療が第1選択となります。患者さんそれぞれの病態に合わせて最善の治療を行っていくように努めています。当科における胃癌手術の長期成績を表3でお示しします。

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表1: 当院における進行胃癌に対する幽門側胃切除術の短期予後

 

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表2: 当院における進行胃癌に対する胃全摘術の短期予後

 

 

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表3: 当院における胃癌術後の長期成績

 

遠隔転移や広範囲な浸潤で切除不能とされた進行胃癌に対しては化学療法(抗癌剤)を行います。化学療法が有効で腫瘍が縮小し切除可能となった場合は、手術を行います。癌による胃の通過障害がある場合は、まず腹腔鏡下にバイパス術を行い、食事や抗癌剤の内服ができるようにした後に化学療法を行います。

腹腔鏡手術は近年の先端医療技術の進歩に、敏感に影響を受ける分野でもあります。当科ではより正確で緻密な手術を可能にするために、3Dイメージテクノロジーを導入し、立体視の中での手術にも取り組んでいます。

食道癌治療の現況:

食道癌に対する治療は食道癌治療ガイドラインに従い、臨床病期に応じて治療選択を行っています。臨床病期0の食道癌に対しては内視鏡的治療(消化器内科が担当)を行っています。Stage Iに対しては手術または放射線化学療法を選択します。Stage IIあるいはIIIの場合は術前化学療法を行ってから手術を行っています(図3)。食道癌による通過障害が原因で経口摂取ができない場合は手術を先行して行い、術後に化学療法を行うこともあります。

当院では腫瘍内科(化学療法)や放射線科(放射線治療)、消化器内科(ステント治療)と協力して食道癌に対する治療を行っています。胃癌の手術と同様に食道癌に治しても胸腔鏡と腹腔鏡による手術を行っています(図4)。

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図3:食道癌(StageII, III)治療のアルゴリズム(食道癌治療ガイドライン2017年版)

 

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図4:胸腔鏡・腹腔鏡下食道亜全摘術後の創部

上部消化管外科のトピックス

当院上部消化管外科最近のトピックスです。以下の項目をクリックしてご覧ください。
消化器領域における腹腔鏡下手術の現況と課題(2016年3月)
当院での上部消化器疾患に対する外科的治療の現況(2012年6月)

 

(最終更新日:2020年5月1日)

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