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循環器小児科

循環器小児科の紹介

1975年から院内標榜科として「循環器小児科」を掲げ、国内でも有数の歴史と治療経験を誇ります。私たちはすべての心臓病の子どもたちの未来を応援します。おなかの中の胎児、生まれたばかりの新生児、成長著しい乳幼児、自立を目指す学童・生徒、社会へはばたく大人へと、各々の人生岐路をサポートします。私たちのモットーは「3T」です。


  • Thoughtfulness(思いやり)…患者さまとご家族は不安でいっぱいです。その声に耳を傾け、安心して生活できるよう、共に手をとり歩み寄り添うことを志します。
  • True sharing(共有)…治療のこと、その後のこと、情報の共有を大切にします。
  • Trust(信頼)…九州・山口各県から治療のために来院されます。患者さまやその家族のみならず、地域の病院の先生方との信頼を大切にします。
過去50年間の先天性心疾患をめぐる医療は著しく進歩し、約90%の先天性心疾患の患者さんが長期生存できる時代になりました。全国において毎年約9000名が成人に達するため、現在では40万人以上の先天性心疾患を患った方が生活しています。多くの方は平穏な社会生活を営まれていますが、中には医学的・社会的問題を抱えて継続した専門的医療や援助を必要としています。こうした方々への継続支援の体制づくりが今後の課題です。


診療実績

豊富な臨床経験

年間450~500人の患者さんが検査や治療のために入院となり、そのうち年間150~200人の患者さんが手術を受けられます。手術を受けられる患者さんは術前精密検査として心エコー図検査(年間5000件)、運動負荷心電図(年間100件)、ホルタ―心電図(年間400件)、心臓カテーテル検査(年間350件)、心臓CT検査(年間100-120件)、心臓核医学検査(年間50件)など豊富な経験を持ち合わせています。

検査に際しては、鎮静が必要なことも多く、リスク評価と鎮静・麻酔方法を個別評価します。また放射線照射を伴う検査が多く、ALARA(As low as reasonably achievable)の原則に従い放射線被ばくを伴う低減の努力をします。

 より低侵襲な治療を実現

低侵襲治療としてのカテーテル治療を推進し、カテーテル治療は年間120~150件を実施しています。日本先天性心疾患カテーテル治療学会より心房中隔欠損カテーテル閉鎖、動脈管開存カテーテル閉鎖の治療実施施設に認定され積極的な治療を行っています。肺動脈弁・大動脈弁狭窄に対する弁バルーン拡張は新生児から成人まで対応し、新生児・乳児への肺動脈弁バルーン治療は全国でトップクラスの経験数です。肺動脈弁閉鎖症に対しては高周波ガイドワイヤーを使用した弁穿通と形成を行い、開胸手術することなく改善させることを実現しています。術後肺動脈・大動脈狭窄に対してもバルーン治療やステント治療などを実施し再手術を回避するよう努めます。複雑な疾患では生まれて間もなく心房中隔を大きく拡大する必要がある病態もありカテーテル治療で積極的に治療します。
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トータルライフをサポートする安心した医療の提供

先天性心疾患を抱え大人になった方への診療にも従事します。先天性心疾患をもった方の妊娠出産管理の経験も豊富です。遠方の方も居住地域の先生方と協力し診療にあたります。日本成人先天性心疾患専門医修練施設です。

 

対応可能な治療

1.先天性心疾患

生まれながらの心臓・血管の構造異常のため、心雑音、呼吸の異常、チアノーゼ(低酸素血症)などが生じ、生命にかかわる重篤な場合もあります。心臓超音波、心臓カテーテル、造影CT、MRI、シンチグラフィー、心肺運動負荷試験などを組み合わせ正確な診断を行い、心臓血管外科と協力のもと外科手術をおこなったり、非侵襲的カテーテル治療を併用したり、すべての先天性心疾患の子どもたちが健やかな生活を送ることができるようにサポートします。

心室中隔欠損、心房中隔欠損、動脈管開存、弁膜症(肺動脈弁・大動脈弁・僧帽弁・三尖弁)、房室中隔欠損、ファロー四徴症、両大血管右室起始、大血管転位、大動脈縮窄・離断、総肺静脈還流異常、冠動脈奇形、肺動脈弁閉鎖、単心室症、左心低形成症候群、すべての先天性心臓病


2.不整脈

脈の乱れ、動悸を自覚することもありますが、多くは日常診療や学校検診などで偶然指摘されます。しかし不整脈の中には気を失ったり(失神)、突然亡くなったりする重篤なものあり、専門医の診断が大切です。各種負荷試験、ホルター心電図。遺伝子検査などで適切な診断を行い治療します。ペースメーカー治療、植込み型除細動器、カテーテルアブレーション治療などの高度治療にも対応します。

頻拍発作、失神、心室性期外収縮、WPW症候群、QT延長症候群、カテコラミン感受性心室頻拍、徐脈、房室ブロック など


3.肺高血圧

肺血圧が異常に上昇する病態で、先天性心疾患や呼吸器疾患に合併して生じる続発性と、肺血管そのものの異常から生じる特発性に分けられます。無症状のうちに早期診断を受けて適切な治療を始めることをお勧めします。新薬の治験に積極的に取り組んでいます。

特発性肺動脈性肺高血圧、慢性肺疾患に合併する肺高血圧、先天性心疾患に合併する肺高血圧 など


4.心筋症・心筋炎

心筋の異常が原因で心機能異常を生じてしまう病気です。急性に発症するものや慢性的に進行するものがあります。原因疾患の究明を行い、集中治療室での集学的治療やECMOなどの補助循環に対応します。心臓移植が必要な場合は九州大学病院と連携します。

心筋炎、拡張型心筋症、肥大型心筋症、緻密化障害心筋症、筋ジストロフィー など


5.川崎病・血管炎

川崎病は全身の血管炎で年間約1万人が発症します。標準治療が無効な重症例では、血管炎が進行し大きな冠動脈瘤を合併することがあり、大人になるまで残ることがあります。放置しておくと重篤な心筋梗塞の原因となるため適切な管理が必要です。

川崎病への治療:ガンマグロブリン大量療法、インフリキシマブ治療、サイクロスポリン治療、血漿交換療法、冠動脈瘤へのカテーテル治療


6.感染性心内膜炎

心臓へ病気を残していると、細菌感染を生じてしまうことがあります。長期にわたる抗生剤治療や外科手術が必要となることもあります。その予防が最も重要ですので教育・指導に力をいれています。


7.マルファン症候群

遺伝的に血管が弱く徐々に拡張する疾患で、小児期より薬物治療を行います。定期的な観察が重要で手術が必要な場合もあります。

マルファン症候群、ロイスディーツ症候群 など


8.高血圧

こどもの高血圧は肥満などの生活習慣病が原因のこともありますが、腎動脈の狭窄によって生じる高血圧がありカテーテル治療により完治を目指します。

腎血管性高血圧、腹部大動脈縮窄症、高安病 など


9.染色体異常

遺伝的な背景から、心臓のみならず、消化管、中枢神経、四肢に病気を持つ方もおられます。小児外科や他の診療科、北九州市立総合療育センターと協力して管理してゆきます。

ダウン症候群、22q11.2欠失症候群、ウイリアムズ症候群、ヌーナン症候群、トリソミー18、トリソミー13 など


診療科の特徴

私たちは、すべての子どもの心臓病をケアするオールラウンダーです。
  • 洗練された診断力…理学所見を重要視し、洗練された胸部X線読影力、心電図読解力、心エコー技術をもとに診断をすすめます。心臓カテーテル、造影CT、MRI、シンチグラフィー、心肺運動負荷試験などを駆使して集学的アプローチから血行動態への理解を深めます。
  • 非侵襲治療と外科治療の併用…非侵襲治療であるカテーテル治療と従来の外科治療を組み合わせることで、それぞれの長所を最大限に引き出す治療を心がけます。非侵襲的カテーテル治療の実績は日本でもトップクラスです。
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図1.カテーテル治療件数の年次推移
  • 胎児診断の推進…産科医と連携のうえで、胎児から診断をおこない、治療のことを家族とともに話し合ってゆきます。日本胎児心臓病学会認定施設です。
  • 若手循環器小児科医の育成…真の「診る力」を養う教育を目指します。日本小児循環器学会専門医修練施設として国立病院機構小倉病院、山口赤十字病院、中津市民病院と専門医育成のため提携しています。また、九州大学、産業医科大学、山口大学、佐賀大学、長崎大学、大分県立病院などから若手医師を受け入れて専門医育成に尽力しています。
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医師の外来スケジュール

医師の外来スケジュールは、循環器小児科外来担当医のページをご覧ください。

スタッフの紹介

宗内淳 医師名 宗内 淳
役職 医長
専門分野 小児循環器
資格 日本小児科学会専門医・指導医
日本小児循環器学会専門医・指導医
日本循環器学会専門医
日本成人先天性心疾患専門医
ASD/PDAカテーテル閉鎖術者・教育担当
出身校名 九州大学(平成10年卒)
医師名 渡邉 まみ江
役職 医師
専門分野 小児循環器、小児不整脈、成人CHD
資格 日本小児科学会専門医
日本小児循環器学会専門医
日本成人先天性心疾患専門医
出身校名 佐賀医科大学(平成5年卒)
医師名 杉谷 雄一郎
役職 医師
専門分野 小児科一般、小児循環器
資格 日本小児科学会専門医
小児科循環器専門医
出身校名 島根大学(平成18年卒)
医師名 土井 大人
役職 医師
専門分野 小児科一般、小児循環器
資格 日本小児科学会専門医
出身校名 山口大学(平成22年卒)
医師名 江崎 大起
役職 医師
専門分野 小児科
出身校名 熊本大学(平成26年卒)

(最終更新日:2021年4月1日)

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