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泌尿器科

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泌尿器科の紹介

当科は九州大学泌尿器科から派遣された6名のスタッフにより診療を行ってます。迅速かつ的確な診断をモットーに、治療方針の説明はパンフレットなどを用いて行っています。 2015年8月からは、ロボット手術支援装置である”da Vinci Xiを用いた、“前立腺癌に対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術“を開始しました。 2016年4月からは、“腎癌に対するロボット支援腎部分切除術“を、2018年6月からは”膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘+尿路変向手術“を、2020年7月からは”骨盤臓器脱に対するロボット支援仙骨膣固定術“を開始しております。2019年(1月~12月)には、これらのロボット支援手術を213例行いましたが、これは西日本の泌尿器科施設でもトップクラスの症例数でした。

RALP:ロボット支援前立腺全摘術 RAPN:ロボット支援腎部分切除術 *RARC:ロボット支援膀胱全摘術+尿路変向術

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年度別(4月~3月)JCHO九州病院泌尿器科のロボット手術件数の推移


お知らせ

A:骨盤臓器脱(膀胱脱・子宮脱)に対するロボット支援手術(腹腔鏡下仙骨膣固定術)を開始しました。
骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱など)に対する手術として、ロボット支援仙骨膣固定術(RSC)を開始しました。体の中の深部での縫合操作の多い腹腔鏡下仙骨膣固定術では、ロボット手術では縫合操作が比較的安全に施行でき、比較的安全に手術操作を行えるメリットがあります。ロボット支援手術ですので、より早期の社会復帰が可能です。

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B:前立腺肥大症に対する接触式前立腺レーザー手術(CVP)を開始いたしました!
前立腺肥大症への低侵襲手術として接触式前立腺レーザー治療(蒸散術:CVP)を2019年11月より導入しました。従来の前立腺肥大症手術と同等の効果を見込め、より安全性の高い低侵襲手術となります。手術時間や入院期間の短縮、より早期の社会復帰が可能です。


当科における手術待機期間

当科を受診されてから手術までお待ちいただく期間の目安は以下の通りです。
あくまで目安ですので、当院来院時にご相談させていただきます。
・腎癌・前立腺癌ロボット手術  4-6週間
・骨盤臓器脱ロボット手術    4-6週間
・前立腺肥大内視鏡手術     2-3週間
・膀胱癌内視鏡手術       2-3週間
・尿路結石内視鏡手術      2-3週間


新たな診療への取り組み

A.骨盤臓器脱に対するロボット支援仙骨膣固定(RSC)
B.前立腺肥大に対する接触式経尿道的前立腺蒸散術(CVP)
C.ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術+尿路変向術
D.ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術


A.骨盤臓器脱に対するロボット支援仙骨膣固定(RSC)

骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)に対する手術として、当院では経腟メッシュ手術(TVM)を行ってきました。手術時間は短いのですが、膣を切開する必要があるため、その欠点としてメッシュ露出や性機能の低下の問題がありました。 ロボット支援仙骨膣固定術は、低侵襲で縫合操作を確実に行うことができ、メッシュ露出が少ない、などの長所があるロボット支援仙骨膣固定術(RSC)を開始いたしました。 当院では、ロボット支援手術の経験はとても豊富(累計800例以上)で、ロボット支援装置の取り扱いには慣れており、泌尿器医として骨盤内臓器手術の経験は多く、RSC手術も安全に開始することができました。 また骨盤臓器脱(膀胱脱や子宮脱)の手術前後で、排尿状態が変わることもあるので、排尿障害がないかどうか、問診や排尿記録の記載、残尿エコー検査などで排尿状態をお聞きし、排尿障害がある場合は、膀胱尿道機能が評価できる尿流動態検査を、資格をもった排尿検査士が行っております。また検査と同時に、必要に応じて骨盤底筋体操や自己導尿指導なども、患者様に合わせて指導しております。このRSC手術に関して、相談されたい場合は泌尿器科外来までご連絡ください。


B.前立腺肥大症に対する接触式前立腺レーザー治療(CVP)

前立腺肥大症への低侵襲手術として接触式前立腺レーザー治療(蒸散術:CVP)を2019年11月より開始しました。CVP手術は、前立腺の肥大組織に高熱を与え、組織中の水分や血液を一瞬で蒸発させ、組織を気化して消失させてしまう手術方法です。従来の前立腺肥大症手術と同等の効果を見込め、より安全性の高い低侵襲手術となります。 手術時間や入院期間の短縮、より早期の社会復帰が可能です。 20191206_hinyoki


C.膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘術+尿路変向術

dabinti 最新のロボット手術支援装置であるダヴィンチXi

ロボット支援手術装置(ダヴィンチ)による、前立腺全摘術を2015年8月に開始しました。ロボット支援手術は、出血量はとても少なく、3D画像で特殊な鉗子を用いた手術で、従来の腹腔鏡手術より正確で精密な手術が可能です。 2018年6月から膀胱癌に対するロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術を開始し、2020年7月までに37名の方にこの手術を行いました。開腹術と比較し、手術時間も短く、出血は少なく、現在まで輸血を行った方はおりません。続けて行う尿路変向術についても、完全腔内(すべてロボット手術)で行っております。手術後の回復も早く、開腹術と比較し低侵襲な手術です。

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D.腎癌に対するロボット支援腎部分切除術

2016年4月から腎癌に対するロボット支援腎部分切除術を開始しました。従来の腹腔鏡手術では困難であった、腎上極の腫瘍や埋没型の腫瘍、腎臓の中心部分に近い腫瘍や、腫瘍径が4-7㎝の腫瘍に対しても、ロボット支援手術では腹腔鏡下の手術が可能となりました。現在、当院では腎癌手術の76%がロボット支援手術で行っております(下記グラフ)。
hinyokika_02_20190416 ~九州病院泌尿器科における腎癌手術症例数~

当科の手術症例数

2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
副腎摘除術(副腎腫瘍)
腹腔鏡手術 6 4 6 9 3 5 10 7 2
開腹手術 2 0 0 1 1 1 0 0 1
腎摘除術(腎癌等)
腹腔鏡手術 9 24 21 27 19 19 11 9 10
開腹手術 9 7 1 1 3 2 5 7 10
腎部分切除術(腎癌等)
腹腔鏡手術 0 4 8 10 10 1 0 0 0
開腹手術 18 10 8 16 7 1 0 0 0
ロボット手術 30 45 48 64
腎尿管全摘出術(腎盂尿管癌等)
腹腔鏡手術 11 8 9 23 20 18 16 17 17
開腹手術 0 1 4 2 0 0 1 1 1
経尿道的膀胱腫瘍切除術(膀胱癌) 114 138 144 122 188 143 163 160 182
根治的膀胱摘徐術(膀胱癌)
開腹手術 11 8 13 11 8 7 12 0 0
ロボット手術 17 13
膀胱部分切除術(膀胱癌) 0 0 1 3 0 2 0 0 0
尿路変向術
回腸導管造設術 13 6 10 8 7 4 11 12 11
代用膀胱造設術 1 3 3 1 0 0 0 0 2
尿管皮膚瘻 1 0 0 2 1 3 1 4 1
根治的前立腺摘除術(前立腺癌)
開腹術 51 41 57 51 19 0 0 0 0
ロボット手術 49 104 136 123 140
経尿道的前立腺切除術(前立腺肥大)
TURP 5 3 8 5 4 2 3 8 2
TUEB(核出術) 8 22 30 17 21 9 41 23 15
CVP(蒸散術) 28
経皮的結石除去術(腎結石) 1 3 0 0 0 2 4 5 3
経尿道的結石除去術(膀胱・尿管腎結石) 61 97 109 82 101 85 94 100 110
体外衝撃波砕石術(腎・尿管結石) 51 60 51 25 27 51 51 47 33
骨盤臓器脱
TVM(メッシュ手術) 14 18 11 8 3 4 5 7 4
尿失禁手術(TVT/TOT) 6 2 1 2 2 1 1 3 1
精巣固定術 5 1 1 1 1 9 3 0 1
VUR防止術 0 0 0 1 2 0 3 2 4
後腹膜腫瘍
開腹術 3 1 4 1 2 4
腹腔鏡手術 3 1 3 1 2 4
前立腺生検 222 218 255 243 231 224 241 224 342
その他 82 127 126 181 197 154 185 222 258
合計 701 805 877 858 926 888 1044 1050 1263

当科の論文・学会発表の業績

A 論文 (2014.1月以降)

・筒井顕郎、他:尿管ステント留置にて軽快した尿管坐骨孔ヘルニアの1例 西日本泌尿器科76:464-466.2014.
・松元 崇、他:腹腔鏡下根治的腎摘除後に肺水腫を来した1例 西日本泌尿器科 77:17-21.2015.
・長沼英和、他:腎盂絨毛癌の1例 泌尿器外科 28: 1709-1713.2015
・長沼英和、他:多発転移を有するXp11.2転座型進行腎細胞癌の1例 泌尿器外科 29: 423-427.2016
・長沼英和、他:当院における長径10mm以上の腎結石に対するTULの臨床的検討 泌尿器外科 30: 39-43. 2017
・筒井顕郎、他:骨転移が消失し膀胱全摘術を施行した2例 西日本泌尿器科 79:511-515. 2017
・辻田次郎、他:尿閉を契機に診断された前立腺導管腺癌の1例 西日本泌尿器科 80:9-12. 2018


B 学会発表 (2019.1月以降のみ)

名前 学会名 日時 演題名 開催都市
白石 航一 第90回日本泌尿器科学会宮崎地方会 2019.01.19 自然膀胱破裂の1例 宮崎市
安達 拓未 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 JCHO九州病院におけるロボット支援手術500例の経験 北九州市
永冨 裕子 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 腎結石に対する体外衝撃波治療後に腎被膜下血腫を来した2例 北九州市
白石 航一 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 RALP後恥骨骨髄炎を来した3例 北九州市
佐藤 暢晃 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 前立腺癌下大静脈腫瘍栓が疑われた1例 北九州市
筒井 顕郎 第107回日本泌尿器科学会総会 2019.04.19 ロボット支援前立腺全摘術後の尿禁制に関連する因子 ~Urodynamic studyとMRIを用いた検討~ 名古屋市
池之上 俊 第304回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.07.27 腎neuroendocrine tumorの一例 福岡市
波止 亮 日本泌尿器科学会福岡地方会第304回例会 2019.07.27 JCHO九州病院におけるロボット支援膀胱全摘後の尿路変向術式の変遷 ~ECUDから専用ステープラーを使用したICUDへ~ 福岡市
白石 航一 日本泌尿器科学会福岡地方会第304回例会 2019.07.27 JCHO九州病院におけるロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術の治療成績~開腹術との比較~ 福岡市
白石 航一 第84回日本泌尿器科学会東部総会 2019.10.04 当院におけるロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術の初期経験 東京都港区
池之上 俊 第69回日本泌尿器科学会中部総会 2019.11.01 長径10mm以上の上部尿路結石に対するTULの臨床的検討 大阪市
筒井 顕郎 第69回日本泌尿器科学会中部総会 2019.11.01 尿閉患者に対するTUEBの有用性の検討 大阪市
安達 拓未 第69回日本泌尿器科学会中部総会 2019.11.01 当院における高リスク前立腺癌に対するロボット支援前立腺全摘術の検討 大阪市
池之上 俊 第71回西日本泌尿器科学会総会 2019.11.08 75歳以上の高齢者に対するTULの臨床的検討 松江市
波止 亮 第71回西日本泌尿器科学会総会 2019.11.08 前立腺癌 (cT3) 症例に対するロボット支援手術の断端陽性に関する検討 松江市
原野正彦 北九州八幡内科医会学術講演会 2019.11.21 前立腺癌の診断とロボット支援手術 北九州市
筒井 顕郎 第33回日本泌尿器内視鏡学会総会 2019.11.23 TUEB後のQOL score改善不良症例の検討 京都市
波止 亮 第33回日本泌尿器内視鏡学会総会 2019.11.23 局所進行性前立腺癌に対しロボット支援手術を施行した症例の断端陽性に関する検討 京都市
白石 航一 第33回日本泌尿器内視鏡学会総会 2019.11.23 当院における結石性腎盂腎炎ドレナージ後のTULの検討 京都市
筒井 顕郎 日本泌尿器科学会第77回大分地方会 2019.11.30 JCHO九州病院のおけるロボット支援膀胱全摘術(RARC)の初期経験 ― ECUD、hybridからICUDへ ― 大分市
池之上 俊 日本泌尿器科学会福岡地方会第305回例会 2020.02.08 JCHO九州病院における接触式前立腺レーザー蒸散術(CVP)の初期経験 北九州市
筒井 顕郎 日本泌尿器科学会福岡地方会第305回例会 2020.02.08 JCHO九州病院におけるロボット支援前立腺全摘500例の経験 北九州市
安達 拓未 日本泌尿器科学会福岡地方会第305回例会 2020.02.08 ロボット支援前立腺全摘術を施行されたpT3b症例 北九州市
波止 亮 日本泌尿器科学会福岡地方会第305回例会 2020.02.08 ロボット支援腎部分切除術におけるMAPスコアの有用性 北九州市
白石 航一 日本泌尿器科学会福岡地方会第305回例会 2020.02.08 ロボット支援膀胱全摘術における体腔内尿路変更術(ICUD)は術後腸閉塞を減らすことができるか 北九州市

医師の外来スケジュール

医師の外来スケジュールは、泌尿器科外来担当医のページをご覧ください。


スタッフの紹介

202104haarno 医師名 原野 正彦
役職 診療部長
専門分野 泌尿器外科手術、腹腔鏡手術、エンドウロロジー、泌尿器癌治療、尿路結石
資格 日本泌尿器科学会専門医・指導医
ダヴィンチ手術術者資格
ロボット手術認定医 医学博士
出身校名 高知医科大学(平成5年卒)
医師名 筒井 顕郎
役職 医師
専門分野 小児泌尿器科、泌尿器外科手術、腹腔鏡手術、エンドウロロジー、泌尿器癌治療、尿路結石
資格 日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
ダヴィンチ手術術者資格
ロボット手術認定医
出身校名 九州大学(平成14年卒)
医師名 安達 拓未
役職 医師
専門分野 女性泌尿器科、泌尿器外科手術、腹腔鏡手術、エンドウロロジー、泌尿器癌治療、尿路結石
資格 日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
ダヴィンチ手術術者資格
ロボット手術認定医
出身校名 九州大学(平成17年卒)
医師名 福地 源司郎
役職 医師
専門分野
出身校名 佐賀大学(平成28年卒)
医師名 児浦 未季史
役職 レジデント
出身校名 熊本大学(平成29年卒)
医師名 佐藤 嘉晃
役職 レジデント
出身校名 高知大学(平成30年卒)

(最終更新日:2021年4月1日)

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