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泌尿器科

 
診療の特徴や詳細情報はこちら
 

泌尿器科の紹介

当科は九州大学泌尿器科から派遣された6名のスタッフにより診療を行ってます。迅速かつ的確な診断をモットーに、治療方針の説明はパンフレットなどを用いて行っています。排尿障害(前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁など)、尿路性器癌(腎癌・腎盂尿管癌・膀胱癌、前立腺癌、精巣癌)、尿路結石、女性泌尿器科(尿失禁・骨盤臓器脱)、小児性器奇形に対してそれぞれ専門とする医師がおります。
2015年8月からは、最新のロボット手術支援装置である”da Vinci Xiを用いた、“前立腺癌に対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術“を開始しました。また、2016年4月からは、“腎癌に対するロボット支援腎部分切除術“を、2018年6月からは”膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘+尿路変向手術“を開始しております。2018年(1月~12月)には、これらのロボット支援手術を199例行いましたが、これは西日本の泌尿器科施設で3番目に多い症例数でした。

RALP:ロボット支援前立腺全摘術
RAPN:ロボット支援腎部分切除術
*RARC:ロボット支援膀胱全摘術+尿路変向術
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         JCHO九州病院泌尿器科のロボット手術件数の推移


 

*前立腺肥大症に対する接触式前立腺レーザー手術(CVP)を開始いたしました!
前立腺肥大症への低侵襲手術として接触式前立腺レーザー治療(蒸散術:CVP)を2019年11月より導入しました。従来の前立腺肥大症手術と同等の効果を見込め、より安全性の高い低侵襲手術となります。手術時間や入院期間の短縮、より早期の社会復帰が可能です。


*当科における手術待機期間
当科を受診されてから手術までお待ちいただく期間の目安は以下の通りです。
あくまで目安ですので、当院来院時にご相談させていただきます。

・腎癌・前立腺癌ロボット手術  4-6週間
・前立腺肥大内視鏡手術     2-3週間
・膀胱癌内視鏡手術       2-3週間
・尿路結石内視鏡手術      2-3週間

 

新たな診療への取り組み

A.前立腺肥大に対する接触式経尿道的前立腺蒸散術(CVP)
B.ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術+尿路変向術
C.ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術
D.尿流動態検査(プレッシャーフロースタディ)

 

A.前立腺肥大症に対する接触式前立腺レーザー治療

前立腺肥大症への低侵襲手術として接触式前立腺レーザー治療(蒸散術:CVP)を2019年11月より導入しました。CVP(Contact laser Vaporization of the Prostate)は、前立腺の肥大組織に高熱を与え、組織中の水分や血液を一瞬で蒸発させ、組織を気化して消失させてしまう手術方法です。従来の前立腺肥大症手術と同等の効果を見込め、より安全性の高い低侵襲手術となります。
手術時間や入院期間の短縮、より早期の社会復帰が可能です。また術後の痛みの軽減、抗血栓薬の休薬が不要、合併症の軽減など複数の利点が報告されています。

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B.膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘術+尿路変向術

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最新のロボット手術支援装置であるダヴィンチXi

ロボット支援手術装置(ダヴィンチ)は、2012年に前立腺癌に対する前立腺全摘術で保険に適応となり、当院は2015年8月に開始しました。ロボット支援手術は、腹腔鏡手術であり、出血量はとても少なく、創も小さなため手術後の痛みも少ない事が特徴です。また、3D画像で多関節鉗子を用いた手術になりますので、従来の腹腔鏡手術より正確で精密な手術が可能となります。

2018年4月から膀胱癌に対するロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術が保険適応になりましたが、当院でも6月から同手術を開始し、2019年3月までに17名の方にこの手術を行いました。開腹術と比較し、手術時間も短く、出血は少なく、現在まで輸血を行った方はおりません。手術後の回復も早く、開腹術と比較し低侵襲な手術です。

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C.腎癌対するロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術


2016年4月から腎癌に対するロボット支援腎部分切除術を開始しました。従来の腹腔鏡手術では困難であった、腎上極の腫瘍や埋没型の腫瘍、腎臓の中心部分に近い腫瘍や、腫瘍径が4-7㎝の腫瘍に対しても、ロボット支援手術では腹腔鏡下の手術が可能となりました。現在、当院では腎癌手術の75%がロボット支援手術で行っております(下記グラフ)。

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RAPN:ロボット支援腎部分切除術
LPN:腹腔鏡下腎部分切除術
OPN:開腹による腎部分切除術
LRN:腹腔鏡下腎摘除術
ORN:開腹による腎摘除術

 

. 排尿障害に対する尿流動態検査(Pressure Flow Urodynamic Study 

泌尿器科外来では、排尿障害(頻尿、夜間頻尿、尿勢低下、尿失禁、残尿感など)を理由に外来受診される方が多いです。その原因は、膀胱、前立腺あるいは尿道に問題があったり様々です。

問診や排尿記録の記載、残尿エコー検査などで病状を評価しますが、それだけでは不十分なこともあります。また、前立腺癌や前立腺肥大の手術、尿失禁や骨盤臓器脱(膀胱脱や子宮脱)の手術前後で、排尿の状態が変わることもあります。

そのような方に対して、膀胱尿道機能、尿道の閉塞程度の確認ができる尿流動態検査を、資格をもった排尿検査士が行っております。また検査と同時に、必要に応じて骨盤底筋体操や自己導尿指導なども、患者様に合わせて指導しております。

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当科の手術症例数

  2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
副腎摘除術(副腎腫瘍)                    
腹腔鏡手術 1 8 6 4 6 9 3 5 10 7
開腹手術 0 0 2 0 0 1 0 1 0 0
腎摘除術(腎癌等)                    
腹腔鏡手術 11 18 9 24 21 27 19 19 11 9
開腹手術 14 6 9 7 1 1 3 2 5 7
腎部分切除術(腎癌等)                    
腹腔鏡手術 1 1 0 4 8 10 10 1 0 0
開腹手術 7 7 18 10 8 16 7 1 0 0
ロボット手術               30 45 48
腎尿管全摘出術(腎盂尿管癌等)                    
腹腔鏡手術 12 8 11 8 9 23 20 18 16 17
開腹手術 3 3 0 1 4 2 0 0 1 1
経尿道的膀胱腫瘍切除術(膀胱癌) 94 108 114 138 144 122 188 143 163 160
根治的膀胱摘徐術(膀胱癌)                    
開腹手術 3 10 11 8 13 11 8 7 12 0
ロボット手術                   17
膀胱部分切除術(膀胱癌)   1 0 0 1 3 0 2 0 0
尿路変向術                    
回腸導管造設術 1 7 13 6 10 8 7 4 11 12
代用膀胱造設術 0 2 1 3 3 1 0 0 0 0
尿管皮膚瘻 2 2 1 0 0 2 1 3 1 4
根治的前立腺摘除術(前立腺癌)                    
開腹術 18 47 51 41 57 51 19 0 0 0
ロボット手術             49 104 136 123
経尿道的前立腺切除術(前立腺肥大)                    
TURP 8 4 5 3 8 5 4 2 3 8
TUEB(核出術) 24 30 8 22 30 17 21 9 41 23
経皮的結石除去術(腎結石) 3 2 1 3 0 0 0 2 4 5
経尿道的結石除去術(膀胱・尿管腎結石) 23 69 61 97 109 82 101 85 94 100
体外衝撃波砕石術(腎・尿管結石) 62 32 51 60 51 25 27 51 51 47
骨盤臓器脱                    
TVM(メッシュ手術) 11 12 14 18 11 8 3 4 5 7
尿失禁手術(TVT/TOT) 5 6 6 2 1 2 2 1 1 3
精巣固定術 5 0 5 1 1 1 1 9 3 0
VUR防止術 2 0 0 0 0 1 2 0 3 2
後腹膜腫瘍                    
開腹術           3 1 4 1 2
腹腔鏡手術           3 1 3 1 2
前立腺生検 170 204 222 218 255 243 231 224 241 224
その他 85 116 82 127 126 181 197 154 185 222
                     
合計 566 678 701 805 877 858 926 888 1044 1050
 

当科の論文・学会発表の業績

A 論文 (2014.1月以降) 

・筒井顕郎、他:尿管ステント留置にて軽快した尿管坐骨孔ヘルニアの1例
西日本泌尿器科76:464-466.2014.

・松元 崇、他:腹腔鏡下根治的腎摘除後に肺水腫を来した1例
西日本泌尿器科 77:17-21.2015.

・長沼英和、他:腎盂絨毛癌の1例
泌尿器外科 28: 1709-1713.2015

・長沼英和、他:多発転移を有するXp11.2転座型進行腎細胞癌の1例
泌尿器外科 29: 423-427.2016

・長沼英和、他:当院における長径10mm以上の腎結石に対するTULの臨床的検討
泌尿器外科 30: 39-43. 2017

・筒井顕郎、他:骨転移が消失し膀胱全摘術を施行した2例
西日本泌尿器科 79:511-515. 2017

・辻田次郎、他:尿閉を契機に診断された前立腺導管腺癌の1例
西日本泌尿器科 80:9-12. 2018

B 学会発表 (2018.1月以降のみ)

名前 学会名 日時 演題名 開催都市
井上智博 第89回日本泌尿器科学会宮崎地方会 2018.01.20 ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術の周術期成績に関する検討 宮崎市
筒井顕郎 北九州腎がんセミナー 2018.01.30 当院におけるロボット支援腎部分切除術(RAPN)の経験 北九州市
安達拓未 第301回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.02.24 BPHに伴う二次性VURに対して膀胱拡大術と膀胱尿管新吻合を施行した一例 久留米市
永川祥平 第301回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.02.24 肝合併切除を伴った副腎皮質癌の1例 久留米市
牟田口淳 第301回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.02.24 所属リンパ節に同一病変を認めた腎血管筋脂肪腫の1例 久留米市
井上智博 第301回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.02.24 Martiusフラップにて膀胱膣瘻閉鎖術を行った一例 久留米市
筒井顕郎 第106回日本泌尿器科学会総会 2018.04.19 ロボット支援前立腺全摘術後の尿禁制は術前に予測可能か? ~Urodynamic studyを用いた検討~ 京都市
筒井顕郎 第302回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.07.28 腫瘍周囲癒着により手術に難渋した腹腔鏡下副腎摘出術の2例 福岡市
永冨裕子 第302回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.07.28 JCHO九州病院におけるロボット支援膀胱全摘術の初期治療経験 福岡市
中村暢孝 第302回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.07.28 下大静脈壁浸潤を伴う下大静脈腫瘍塞栓腎癌に対し手術を行った1例 福岡市
佐藤暢晃 第302回日本泌尿器科学会福岡地方会 2018.07.28 High complexity tumorに対するロボット支援腎部分切除術の成績 福岡市
佐藤暢晃 第68回日本泌尿器科学会中部総会 2018.10.04 当院におけるT1b症例に対するロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RAPN)の臨床的検討 名古屋市
安達拓未 第68回日本泌尿器科学会中部総会 2018.10.05 当院における前立腺癌の針生検・MRIと全摘標本での癌局在の比較 名古屋市
永冨裕子 第68回日本泌尿器科学会中部総会 2018.10.06 ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術(RALP)後の尿禁制と膜様部尿道長(MUL)の関連 名古屋市
筒井顕郎 第83回日本泌尿器科学会東部総会 2018.10.14 ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RAPN)における経腹膜到達法と後腹膜到達法の比較 東京都
安達拓未 第70回日本泌尿器科学会西日本総会 2018.11.02 転移のない筋層浸潤膀胱癌に対し膀胱全摘術を施行しなかった症例の検討 長崎市
永冨裕子 第70回日本泌尿器科学会西日本総会 2018.11.03 当院での前立腺再生検の成績について 長崎市
筒井顕郎 日本泌尿器科学会第75回大分地方会 2018.11.24 埋没型腫瘍に対するロボット支援腎部分切除術(RAPN)の検討 大分市
筒井顕郎 第32回日本泌尿器内視鏡学会総会 2018.11.27 ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術の切除断端陽性に及ぼす因子の検討 仙台市
佐藤暢晃 第32回日本泌尿器内視鏡学会総会 2018.11.27 当院における腎盂尿管癌に対する腹腔鏡下腎尿管全摘除術の臨床的検討 仙台市
白石航一 第90回日本泌尿器科学会宮崎地方会 2019.01.19 自然膀胱破裂の1例 宮崎市
安達拓未 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 JCHO九州病院におけるロボット支援手術500例の経験 北九州市
永冨裕子 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 腎結石に対する体外衝撃波治療後に腎被膜下血腫を来した2例 北九州市
白石航一 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 RALP後恥骨骨髄炎を来した3例 北九州市
佐藤暢晃 第303回日本泌尿器科学会福岡地方会 2019.02.02 前立腺癌下大静脈腫瘍栓が疑われた1例 北九州市
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医師の外来スケジュール

医師の外来スケジュールは、泌尿器科外来担当医のページをご覧ください。

スタッフの紹介

harano.jpg 医師名 原野 正彦
役職 診療部長
専門分野 泌尿器外科手術、腹腔鏡手術、エンドウロロジー、泌尿器癌治療、尿路結石
資格 日本泌尿器科学会専門医・指導医
ダヴィンチ手術術者資格
ロボット手術認定医
医学博士
出身校名 高知医科大学(平成5年卒)
tsutsui1504 医師名 筒井 顕郎
役職 医師
専門分野 小児泌尿器科、泌尿器外科手術、腹腔鏡手術、エンドウロロジー、泌尿器癌治療、尿路結石
資格 日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
ダヴィンチ手術術者資格
ロボット手術認定医
出身校名 九州大学(平成14年卒)
1506adachitakumi 医師名 安達 拓未
役職 医師
専門分野 女性泌尿器科、泌尿器外科手術、腹腔鏡手術、エンドウロロジー、泌尿器癌治療、尿路結石
資格 日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
ダヴィンチ手術術者資格
ロボット手術認定医
出身校名 九州大学(平成17年卒)
201903namitome 医師名 波止 亮
役職 医師
資格 日本泌尿器科学会専門医・指導医
泌尿器腹腔鏡技術認定医
ダヴィンチ手術術者資格
ロボット手術認定医
出身校名 九州大学(平成17年卒)
201903ikenoue 医師名 池之上 俊
役職 医師
資格 日本泌尿器科学会専門医
出身校名 鹿児島大学(平成24年卒)
201906shiraishi 医師名 白石 航一
役職 レジデント
出身校名 鹿児島大学(平成27年卒)
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