眼科
眼科の紹介
当科は緑内障、白内障、硝子体疾患等の内眼疾患をはじめ、外眼部疾患を含めほぼすべての眼科疾患に対して診断・治療を行うことができる施設です。最先端の設備を有しており、他科とも連携することでより正確な診断を下したうえで、根拠に基づいた治療をおこなっています。眼科の外来は一人一人の患者さんになるべく多くの時間を割けるように完全予約制となっているため、新患予約に関しては基本的にかかりつけの医療機関を通しての紹介をお願いしています。当科は特定機能病院として急性期医療を行う施設で重症・重篤な患者さんを中心に高度な医療を提供する役割を担っているため、治療を行い症状が安定した段階でご紹介いただきました医療機関での継続的な経過観察をお願いするという病診連携システムを勧めています。近年は、COVID-19感染流行を受けて、基本的に日帰りでの手術治療を行っております。
対応可能な治療
- 網膜硝子体疾患
- 緑内障
当科は目標眼圧を厳しく設定しており、線維柱帯切除術を行った場合には緑内障点眼をすべて中止した状態で12mmHg以下の眼圧を目指しています。
- 加齢黄斑変性
近年、加齢黄斑変性に対して抗血管内皮増殖因子(VEGF)薬による眼内注射が行えるようになったため、当院では年間500件以上抗VEGF薬硝子体注射を行っています。また、当科は加齢黄斑変性に対して光線力学療法(PDT)を行うことができる福岡県内でも数少ない施設ですので、症例によっては抗VEGF薬硝子体注射とPDTを併用した治療も行っています。
なお、北九州市の眼科医は基本的に北九州黄斑研究会の治療計画に則り治療を行っているため、加齢黄斑変性地域医療連携手帳を用いることで北九州市内ではスムーズな病診連携ができるようになりました。下記ご自由にダウンロードしてください。
- 白内障
- ぶどう膜炎
最新の治療である生物学的製剤(レミケード・ヒュミラー)の投与にも取り組んでいます。
- 外眼部疾患・眼腫瘍
- 未熟児・斜視
斜視に関しては原因・病態に応じて眼鏡矯正や手術を行っています。
診療実績
2022年眼科手術件数
内訳 | 件数 |
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角膜移植手術 | 13件 |
白内障手術 | 998件 |
緑内障手術 | 239件 |
網膜硝子体手術 | 482件 |
バックリング手術 | 37件 |
外眼部手術 | 98件 |
斜視手術 | 13件 |
その他手術 | 106件 |
硝子体注射 | 1,171件 |
医師の外来スケジュール
医師の外来スケジュールは、眼科外来担当医のページをご覧下さい。スタッフの紹介
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医師名 | 藤澤 公彦 |
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役職 | 副院長 | |
専門分野 | 緑内障、網膜硝子体、加齢黄斑変性症 | |
資格 | 日本眼科学会専門医 眼瞼・顔面痙攣治療実技セミナー受講 PDT認定医 ボトックス治療資格 |
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出身校名 | 九州大学(昭和61年卒) |
医師名 | 武田 憲治 |
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役職 |
医長 |
専門分野 | 白内障、網膜硝子体、緑内障 |
資格 | 日本眼科学会専門医 PDT認定医 ボトックス治療資格 |
出身校名 | 高知大学(平成9年卒) |
医師名 | 中武 俊二 |
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役職 | 医師 |
専門分野 | |
出身校名 | 九州大学(平成21卒) |
医師名 | 古賀 聖子 |
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役職 | 医師 |
出身校名 | 大分大学(平成26年卒) |
医師名 | 中村 円佳 |
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役職 | 医師 |
出身校名 | 熊本大学(平成28年卒) |
医師名 | 今辻 大貴 |
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役職 | レジデント |
出身校名 | 鹿児島大学(令和2年卒) |
医師名 | 江藤 耕之介 |
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役職 | レジデント |
出身校名 | 九州大学(令和3年卒) |
眼科のトピックス
当院眼科最近のトピックスです。以下の項目をクリックしてご覧ください。北九州市で取り組む加齢黄斑変性治療の病診連携(2019年3月)
最近の硝子体手術について(2015年10月)
緑内障の手術について(2012年12月)
角膜パーツ移植(2012年2月)
(最終更新日:2023年4月3日)