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救急科

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救急科の紹介

救急搬送者の初期治療を担当する部門です。JCHO九州病院は、地域の基幹病院であり、基幹病院としての役割は下記のとおりです。
  1. 地域の救急患者さんを積極的に受け入れ、その重要度を適切に判別し、帰宅可能な軽症から、緊急手術や集中医療を要する最重症までに選別する役目を担う
  2. 他の医療機関で対応ができないような重症症例に対して、適切に初療(初期診療)を行い、該当科の専門医へ引き継ぐ
  3. 地域の医療機関と協力連携し、限られた医療資源を有効に使い、最大限の効果を生み出すことを目標に、地域一体となった救急医療体制を目指す

救急医療について

わが国の急速な高齢化は周知のことです。特に北九州市は、国内の政令指定都市で最も高齢化が進んだところです。さらに八幡西区は、市内で最も高齢者が多く、また当院の医療圏は、中間、芦屋、直方、鞍手、遠賀も含まれます。高齢者の増加に伴い、年々、救急車搬送の件数が増加しています(図1:北九州EMS)。

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加えて、一昨年より、コロナ感染症(Covid19)の対応に翻弄されました。コロナ禍に対応すべく、通常の医療がかなり制約を受けることになりました。救急外来(ER:Emergency Room)では、発熱のあるコロナ疑似症の患者さんは、Covid19PCRの陰性が確認できるまで、隔離対応せねばならず、救急車搬入台数も一時期は、その6割程度まで落ち込みました。また、Covid19PCR陽性者の院内発症より、これまでに2回のER閉鎖も経験しました(図2:コロナ禍)。

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救急医療は、これら社会状況の影響を直接的に大きく受けます。救急医療の役割は、“一人でも多くの患者を助けること”です。しかし、強い感染力を持つことで知らぬ間に伝播してしまう新規感染症を粗野に対応することで、クラスターとして、院内感染の拠点となり、他疾病患者の診療や治療も麻痺するといった“医療崩壊”にも通じえるため、ある程度の受け入れ患者を制限せざるを得ません。その結果、当院で受け入れられることのできる救急車の台数は年間5500~5800台で、救急車を受け入れできない事案が急増し、昨年は1800台もの救急要請を断りました。応需率は75%程度、4回の救急要請のうち、1回はお断りせざるを得ない状況です。

救急医療は、市民が安心して安全に地域で生活するための重要なセーフティネットの一つですが、超高齢社会や世帯構成の変化、多死など社会問題に加え、経済への多大な影響を来す未知の感染症とも相まって、救急医療が複雑となる一方、医療サービスの提供のあり方に変化を求められています。

 

スタッフの紹介

izumo2015 医師名 出雲 明彦
役職 救急科診療部長
専門分野 救急医療、外科
資格 日本救急医学会救急科専門医・指導医
日本外科学会外科専門医
日本脈管学会脈管専門医
医学博士
出身校名 三重大学(平成6年卒)

(最終更新日:2023年3月23日)

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