平成30年度 九州病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1366 342 258 398 838 994 2484 3577 2431 435

2018年度の退院患者さんを、年齢階級別に集計しています。

60歳以上の患者さんが多くを占めておりますが、当院は新生児病棟・小児病棟もあり、全体の約1割が10歳未満の患者さんです。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 221 3.06 3.01 0.9 68.21  
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 212 3.16 3.43 0.47 *72.22  
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 175 4.88 4.47 0 *71.42  
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 116 15.89 16.17 6.03 *75.52  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 103 17.63 19.06 13.59 *73.22  

内科は、「循環器科」、「消化器科」、「血液・腫瘍部門」、「呼吸器科」、「内分泌代謝部門」、「腎臓部門」に分かれております。内科全体として、患者数の多い上位5位を表示しております。

●「狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし」

→狭心症等の虚血性心疾患に対して、手術は行わず、心臓カテーテル検査を行ったことを示します。

●「肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2なし」

→肺がんに対して、手術は行わず、気管支ファイバースコピー等の検査を行ったことを示します。

●「狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし」

→狭心症等の虚血性心疾患に対して、経皮的冠動脈形成術等を行ったことを示します。

●「非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病なし」

→非ホジキンリンパ腫に対して、手術は行わず、抗がん剤治療(リツキサン)を行ったことを示します。

●「間質性肺炎 手術・処置等2 なし」

→間質性肺炎に対して、手術は行わず、手術・処置(人工呼吸)を行わず、保存的治療を行ったことを示します。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 121 4.28 4.96 0.83 68.9  
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし 112 7.53 10.59 1.79 *66.03  
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 88 10.75 11.87 1.14 70.91  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 85 5.58 10.08 2.35 *75.68  
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 82 6.79 6.52 1.22 *62.74  

外科は、消化器外科を中心に、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科、一般外科等、幅広い分野の外科手術を行っております。扱う疾患としては悪性腫瘍が多く、消化器がん、肺がん、乳がん等、本邦に多いがんの外科治療に重点をおいています。

●「鼠径ヘルニア 15歳以上 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等」

→鼠径ヘルニア(15歳以上)に対して、鼠径ヘルニア手術等を行ったことを示します。

●「乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2 なし」

→乳がんに対して、悪性腫瘍手術を行ったことを示します。

●「肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし」

→肺がんに対して、肺悪性腫瘍手術等を行ったことを示します。

●「胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし」

→胆管結石や胆管炎、胆管穿孔等に対して限局性腹腔膿瘍手術等を行ったことを示します。

●「胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等」

→胆嚢結石症又は胆嚢炎に対して、腹腔鏡下胆嚢摘出術等を行ったことを示します。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 71 6.1 6.19 0 1.49  
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 58 4.52 5.42 0 3.07  
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 56 4.64 6.14 0 2.57  
14031xx09910xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 55 4.64 4.24 0 4.47  
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 47 10.98 6.17 0 0  

小児科は、新生児疾患を中心に診療する「新生児小児科」ならびに、心臓病の診療にあたる専門性の高い分野である「循環器小児科」、乳児健診から小児の高次救急までをカバーする「総合小児科」があり、多岐にわたって日常診療から高度医療まで実践しております。

患者数としては、小児科特有の感染性疾患(インフルエンザやRS・ロタウイルス等)の入院が多く、数日間の入院加療で軽快し退院されています。

●「急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし」

→急性気管支炎、急性細気管支炎等に対して、手術・処置(人工呼吸)を行っていないことを示します。

●「ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし」

→ウイルス性腸炎に対して、手術・処置(中心静脈注射、人工腎臓(慢性維持透析))を行っていないことを示します。

●「インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし」

→インフルエンザ、RSVなどのウイルス性肺炎に対して、手術・処置(人工呼吸)を行っていないことを示します。

●「先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) 手術なし 手術・処置1 あり 手術・処置2 なし」

→ファロー四徴症等(1歳以上)に対して、手術は行わず、心臓カテーテル検査を行ったことを示します。

●「妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→低出生体重児(出生時体重2500g以上)に対して、手術を行わず、手術・処置(中心静脈注射、人工呼吸等)を行っていないことを示します。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし 193 2.46 2.53 0.52 71.32  
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 124 12.36 12.63 0 68.99  
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 119 7.57 7.2 0.84 *74.71  
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 79 5.53 5.62 0 61.84  
110420xx02xx0x 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 定義副傷病 なし 74 2.73 4.29 0 *70.14  

泌尿器科は、腎泌尿器外科を専門としています。膀胱がんの症例が最も多く、泌尿器がん手術においては福岡県内でも手術症例数の多い施設となっております。2015年8月からはロボット支援装置(ダヴィンチXi)を用いた手術も開始しています。

●「前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病なし」

→前立腺がんに対して、手術を行わず、前立腺針生検法を行ったことを示します。

●「前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等」

→前立腺がんに対して前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援手術含む)を行ったことを示します。

●「膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし」

→膀胱がんに対して、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)を行い、抗がん剤治療等は行わなかったことを示します。

●「上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし」

→尿管結石等に対して、経尿道的尿路結石除去術等を行ったことを示します。

●「水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 定義副傷病 なし」

→水腎症に対して、経尿道的尿管ステント留置術等を行ったことを示します。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 131 4.44 4.85 0 62.02  
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし 114 3.39 3.2 0 39.96  
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 94 3.78 4.61 3.19 60.33  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 72 9.32 9.87 1.39 46.61  
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 56 6.68 6.28 0 45.32  

産婦人科は、主に婦人科腫瘍(特に悪性腫瘍)の治療、周産期医療、産婦人科救急医療を行っており、高度で専門的な産婦人科医療を遂行する地域支援型病院の責務を担っています。なお、分娩の症例は集計より除外しております。

●「子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病なし」

→子宮頸がん・子宮体がんに対して、手術は行わず、抗がん剤治療を行ったことを示します。

●「子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし」

→子宮頸がん・子宮体がんに対して、子宮頸部(腟部)切除術等を行ったことを示します。

●「卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2  5あり 定義副傷病なし」

→卵巣がんに対して、手術は行わず、抗がん剤治療(カルボプラチン+ドセタキセル)を行ったことを示します。

●「子宮の良性腫瘍、子宮全摘術等」

→子宮の良性腫瘍に対して、子宮全摘術、子宮筋腫摘出術等を行ったことを示します。

●「卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む) 腹腔鏡によるもの等」

→卵巣の良性腫瘍に対して、卵巣部分切除等の腹腔鏡手術を行ったことを示します。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 288 5.88 5.39 0.35 *76.55  
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 149 4.12 2.84 0 *74.17  
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり 片眼 100 8.83 8 0 *71.61  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 53 7.51 7.05 0 67.21  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 52 8.69 9.75 0 58.35  

内眼疾患はもちろん、外眼疾患を含めた眼科領域全般の眼疾患に対し治療を行っております。

●「白内障、水晶体の疾患 その他の手術あり 両眼」

→白内障に対して、両眼の後発白内障手術等を行ったことを示します。

●「白内障、水晶体の疾患 その他の手術あり 片眼」

→白内障に対して、片眼のみ後発白内障手術等を行ったことを示します。

●「緑内障 その他の手術あり 片眼」

→緑内障に対して、片眼のみ緑内障手術等の手術を行ったことを示します。

●「黄斑、後極変性 その他の手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし」

→黄斑円孔等に対して、硝子体茎顕微鏡下離断術等の手術と水晶体再建術を行ったことを示します。

●「網膜剥離 その他の手術あり 片眼」

→網膜剥離に対して、片眼のみ硝子体茎顕微鏡下離断術等の手術を行ったことを示します。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 117 21.61 26.3 94.02 *81.03  
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 104 23.89 22.27 35.58 *71.49  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 40 26.75 24.26 62.5 *77.48  
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 37 5.92 5.68 2.7 46.7  
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 29 15.62 16.8 31.03 *73.14  

整形外科は、脊椎疾患、関節疾患(特に股関節、膝関節)および外傷を中心に、主として手術を含む急性期医療を行っております。

●「股関節・大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等」

→大腿骨の骨折に対して、人工骨頭挿入術を行ったことを示します。

●「股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等」

→股関節骨頭壊死、変形性股関節症等に対して、人工関節再置換術等を行ったことを示します。

●「膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等」

→膝関節症等に対して、人工関節再置換術等を行ったことを示します。

●「前腕の骨折 その他の手術あり」
→前腕の骨折に対して、骨折観血的手術、関節内骨折観血的手術等を行ったことを示します。

●「脊柱管狭窄(脊椎症を含む)腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし」

→腰部の脊柱管狭窄症等に対して、脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む)等を行ったことを示します。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 73 4.27 7.04 0 *62.27  
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 62 8.08 7.89 0 16.6  
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 31 6.42 7.37 0 60.03  
030270xxxxxxxx 上気道炎 21 5.86 4.96 4.76 40.38  
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 6.17 13.57 0 66.08  

耳鼻咽喉科は、一般的な耳鼻咽喉科疾患(扁桃炎や副鼻腔炎)から頭頸部腫瘍まで、手術加療を必要とする患者さんを中心に診療しております。

●「慢性副鼻腔炎」

→手術の有無に関わらず、慢性副鼻腔炎で入院したことを示します。

(行われる手術として、内視鏡下鼻副鼻腔手術・鼻内篩骨洞根治手術等があります。)

●「扁桃炎・アデノイドの慢性疾患」

→手術の有無に関わらず、慢性扁桃炎・アデノイド肥大等で入院したことを示します。

(行われる手術として、アデノイド切除術、口蓋扁桃手術があります。)

●「耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍、その他の手術あり」

→舌・鼻・咽頭の良性腫瘍等に対し、舌腫瘍摘出術・鼻副鼻腔腫瘍摘出術等を行ったことを示します。

●「上気道炎」

→手術の有無に関わらず、ウイルス(性)咽頭結膜炎、急性鼻咽頭炎、急性咽頭炎で入院したことを示します。

(行われる手術として、内視鏡下鼻中隔手術等があります。)

●「頭頸部悪性腫瘍 頚部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→頭頸部のがんに対して、頚部悪性腫瘍手術等行ったことを示します。

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 53 14.85 16.16 33.96 *75.81  
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 52 14.92 16.18 40.38 *72.04  
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 16 10.44 16.16 12.5 65.44  
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 8.8 7.28 13.33 61.4  
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 19.85 18.38 61.54 *79.23  

神経内科は、頭痛・手足のマヒ・しびれ、歩行障害、けいれん、手足のふるえ等を専門的に診断・治療しています。救急部や脳神経外科と協力して救急神経疾患、特に脳卒中などの受け入れも対応しています。

●「脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、※1:JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2」

→脳梗塞の発症が入院前3日以内であり、入院時JCSが10未満かつ発症前Rankin Scale 0、1又は2に対して、手術は行わず、脳血管疾患等リハビリテーションを行ったことを示します。

●「脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2  4あり 定義副傷病なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2」

→脳梗塞の発症が入院前3日以内であり、入院時JCSが10未満かつ発症前Rankin Scale 0、1又は2に対して、手術は行わず、抗酸化剤(脳保護薬:エダラボン)を投与したことを示します。

●「免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2 4あり 定義副傷病なし」

→ギランバレー症候群・多巣性運動ニューロパチー等に対して、※2:ガンマグロブリン療法を行ったことを示します。

●「てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→てんかんに対して、手術等を行わず、保存的加療を行ったことを示します。

●「脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 水頭症等あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2」

→脳梗塞の発症が入院前3日以内で、定義副傷病に水頭症等あり、入院時JCSが10未満かつ発症前Rankin Scale 0、1又は2に対して、手術は行わず、脳血管疾患等リハビリテーションを行ったことを示します。

※1:JCSとは

患者さんの意識レベルの評価方法です。短時間で簡便に意識レベルの評価を行うことができ、脳への侵襲の目安として判定しやすいため用いられます。

※2:ガンマグロブリン療法とは

ガンマグロブリンとは血液中に含まれるたんぱく質のことで、リンパ球でつくられ、多くの細菌やウイルスを中和する「抗体」の働きがあります。このガンマグロブリンを製剤にして点滴で投与することをいいます。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 43 22.49 18.72 72.09 *70.44  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 36 12.94 9.69 25 *82.06  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17 13.06 7.35 23.53 *71.71  
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 22.75 21.23 66.67 *74.33  
010200xx01x00x 水頭症 水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10 26.9 20.18 40 72.6  

脳神経外科は、脳腫瘍、脳血管障害を中心に治療を行っております。脳梗塞や脳出血等、8割以上が緊急入院の患者さんです。

●「非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→脳内出血で入院時JCSが10未満であり、手術は行わず、保存的加療を行ったことを示します。

●「頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→頭蓋底骨折等の頭部の損傷に対して、頭蓋骨形成術等の手術を行ったことを示します。

●「頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→頭蓋底骨折等の頭部の損傷に対して、手術を行わず、保存的加療を行ったことを示します。

●「非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→脳内出血で入院時JCSが10以上であり、手術は行わず、保存的加療を行ったことを示します。

●「水頭症 水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等 手術・処置等2 なし 定義副傷病なし」

→水頭症対して、脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等の手術を行ったことを示します。

心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 26 22.31 24 11.54 66.08  
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし 12 10.17 12.01 8.33 75.17  
14031xx002x0xx 先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。)(1歳以上) ファロー四徴症手術等 手術・処置等2 なし - - 24.62 - -  
050080xx0111xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 1あり - - 37.34 - -  
050163xx02x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等2 なし - - 17.3 - -  

心臓血管外科は、新生児から高齢者の方まで幅広い患者さんを治療しております。

なお、10症例未満の場合は「-」を表示します。

●「弁膜症(連合弁膜症を含む。) 弁置換術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病なし」

→弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症・三尖弁閉鎖不全症・大動脈弁閉鎖不全症等)に対し、弁形成術・弁置換術・ロス手術等を行い、処置(中心静脈注射・人工呼吸)も行ったことを示します。

●「非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし」

→胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤(いずれも未破裂性)等に対して、ステントグラフト内挿術を行ったことを示します。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 13 8.46 8.98 0 70.15  
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.51 - -  
100100xx99x1xx 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2 あり - - 29.6 - -  
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 4.05 - -  
080090xxxxxxxx 紅斑症 - - 10.07 - -  

皮膚科は、広い範囲を対象とするため様々な疾患が含まれ、内科的や外科的手技だけでなく、外用療法など皮膚科独特な治療法を用いて診療にあたります。

なお、10症例未満の場合は「-」を表示します。

●「帯状疱疹」

→手術の有無に関わらず、帯状疱疹で入院したことを示します。

麻酔科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 3.56 - -  
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2 なし - - 3.27 - -  
160450xx99x00x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 8.98 - -  
03001xxx99x1xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 1あり - - 25.15 - -  
0400801497x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア2 - - 28.93 - -  

10症例未満の場合は「-」を表示しています。

放射線科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし - - 2.67 - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  

10症例未満の場合は「-」を表示しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 104 13 27 74 17 45 1 8,7
大腸癌 35 45 52 93 14 53 1 8,7
乳癌 61 74 31 12 - 31 1 8,7
肺癌 86 14 63 121 187 232 1 8,7
肝癌 15 15 20 18 - 73 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

成人市中肺炎の重症度別患者数

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  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 26 12 59.31
中等症 104 15.56 *74.4
重症 33 19.73 *81.15
超重症 - - -
不明 - - -

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 198 18.24 *75.96 44.29
その他 21 15.52 *72.14 4.57

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 185 4.06 3.84 4.32 *72.88  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 104 3 8.91 6.73 *74.05  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 85 1.01 6.08 1.18 *75.84  
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 76 2.51 4.38 2.63 66.18  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 73 0.03 17.88 13.7 *69.49  

労作性狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対するステントを用いた冠動脈形成術(経皮的冠動脈ステント留置術)が内科手術の多くを占めています。経皮的冠動脈ステント留置術の対象疾患は、労作性狭心症に対する「その他のもの(185例)」、急性心筋梗塞に対するもの(73例)、不安定狭心症に対するもの(42例)があります。

循環器疾患の救急疾患の中でも、不安定狭心症と急性心筋梗塞は最も緊急度が高い疾患のひとつであり、昼夜を問わず患者を受け入れております。また患者さんの高齢化もあり施行数は年々増加しています。

次いで多い手術が、胆管炎・胆管結石等に対する内視鏡的胆道ステント留置術です。また早期胃癌に行う内視鏡的粘膜切除術、頻脈性不整脈(心房細動等)に行う経皮的カテーテル心筋焼灼術も多く行っています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 175 2.02 4.45 1.71 *63.52  
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 97 1.4 1.74 1.03 68.52  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 75 1.19 1.39 0 26.05  
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 64 1.05 4.64 1.56 *68.8  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 61 5.08 13.41 11.48 *74.02  

消化器外科を中心に、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科、一般外科など幅広い分野の外科手術を行っています。

最も多い手術は、胆嚢結石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術です。次いで多いのが、鼠径ヘルニアに対するヘルニア手術です。悪性腫瘍に対する手術では、乳癌に対する乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))を最も多く行っています。鏡視下手術を積極的に導入し、根治性と低侵襲性を高めるように努力しています。

悪性腫瘍に対する主な鏡視下手術の件数は以下の通りになります(2018年度)

胃癌
 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)…41件
 腹腔鏡下噴門側胃切除術(悪性腫瘍手術)…3件
 腹腔鏡下胃全摘術(悪性腫瘍手術)…33件

食道癌
 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術(頸部、胸部、腹部の操作によるもの)…6件

肺癌
 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)…29件
 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)…36件

小腸癌
 腹腔鏡下小腸切除術(悪性腫瘍)…4件

大腸癌
 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術…66件
 腹腔鏡下結腸切除術(小範囲、結腸半側切除)…5件

直腸・肛門癌
 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術)…26件
 腹腔鏡下直腸切断・切断術(切断術)…6件
 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術)…17件

肝臓癌
 腹腔鏡下肝切除術(部分切除)…18件
 腹腔鏡下肝切除術(1区域切除(外側区域切除を除く。))…4件
 腹腔鏡下肝切除術(2区域切除)…4件

膵臓癌
 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術(脾同時切除)…3件

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 381 2.3 1.76 0.26 *75.62  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 146 1.2 6.42 0.68 64.58  
K2683 緑内障手術(濾過手術) 63 1.87 7.56 0 72.63  
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 45 1.98 5.29 0 *68.93  
K279 硝子体切除術 26 1.04 3.54 0 76.12  

最も多い手術は、白内障に対する水晶体再建術(両眼:267、片眼:114)です。中央手術室以外に外来隣接の眼科単独の日帰り手術室でも行っています。次いで多いのが、網膜硝子体疾患(裂孔原性網膜剥離・増殖硝子体網膜症など)に対する硝子体茎顕微鏡下離断術で、小切開創からの手術を行っています。白内障や緑内障との同時手術が多いのが特徴です。また緑内障に対して濾過手術、流出路再建術、緑内障治療用インプラント挿入術いずれの手術も多く行っています。当院眼科では手術後の治療目標眼圧の設定をかなり厳しく設定しており、点眼なしで10mmHg前後の眼圧を目指しています。選択的レーザー隅角形成術(SLT)も行っています。角膜移植も積極的に取り組んでおり、DSAEK、DALKなどのパーツ移植も行っています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 152 1.91 5.09 1.32 *75.59  
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 124 1.48 9.88 0 68.99  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 124 0.67 4.14 1.61 *70.69  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 78 1.85 3.09 0 62.42  
K773-5 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 52 1.98 8.88 0 65.9  

腎癌、前立腺癌、膀胱癌、腎盂尿管癌などの泌尿器手術、腎尿管結石に対する細径尿管鏡を用いたレーザー破砕術は、福岡県内でも手術症例数の多い施設となっています。また、ロボット手術支援装置(ダヴィンチ)を2015年8月から前立腺癌に対するロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術を開始し、現在(2019年8月)まで420例を超す症例に行いました。2016年4月からは腎癌に対するロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術を開始し、現在(2019年8月)までで140例以上の症例に行いました。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(股) 等 150 1.97 22.07 44 *72.97  
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 87 2.51 18.71 85.06 *77.57  
K134-22 内視鏡下椎間板摘出(切除)術(後方摘出術) 40 2.65 11.68 15 *59.68  
K0811 人工骨頭挿入術(股) 40 4.6 16.2 95 *82.25  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) 等 28 1.25 3.32 0 44.29  

関節疾患(特に股関節、膝関節)、脊椎疾患および外傷を中心に主として手術を含む急性期医療を行っています。当院整形外科では、術後早期からの集中的なリハビリテーションとともに紹介元を含む近隣病院との連携(病診連携)をすすめており、早期社会復帰や高齢者でも早期退院が可能となっています。

単独術式で最も多い手術は、変形性股関節症等に対する人工関節置換術(股)です。次いで、外傷等の大腿骨骨折等に対する骨折観血的手術、椎間板ヘルニア等に対する内視鏡下椎間板摘出(切除)術、股関節大腿近位骨折に対する人工骨頭挿入術(股)を多く行っています。内視鏡手術は皮膚の切開創が小さく、低侵襲といえる手術です。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 102 1.41 1.02 0 41.96  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 81 1.37 4.16 0 43.99  
K877 子宮全摘術 76 1.78 7.87 2.63 49.45  
K861 子宮内膜掻爬術 50 0.6 1 0 48.9  
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 44 1.7 5 0 48.52  

産婦人科は、婦人科の婦人科腫瘍と周産期医療を中心に診療を行っています。悪性腫瘍に対しては手術療法、放射線療法、化学療法を中心に集学的治療を行っており、良性腫瘍手術、ホルモン療法も行っています。産科ではハイリスク妊娠の管理を中心に診療しています。最も多い手術は、子宮頚部異形成等に行う子宮頚部(腟部)切除術です。2013年より本格的に導入した良性卵巣腫瘍や子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術は300例を超えてきました。

分娩における当院の帝王切開術の件数は以下の通りです(2018年度)

選択的帝王切開術…84件

緊急帝王切開術…72件

小児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K570-2 経皮的肺動脈弁拡張術 29 8.21 10.62 6.9 1.9  
K574-2 経皮的心房中隔欠損閉鎖術 25 1.6 3.44 0 9.16  
K570-3 経皮的肺動脈形成術 22 5.55 4.59 0 5.32  
K5761 心室中隔欠損閉鎖術(単独のもの) 20 6.55 16.9 10 1.15  
K5621 動脈管開存症手術 18 1.31 3.63 5.26 6.90  

新生児・小児循環器疾患に対する手術を多く行っており、国内でも有数の症例数を誇っています。そのため県外からも治療のために受診される方も多く、県外の基幹病院と連携し治療にあたっています。特に先天性心疾患に対するカテーテル手術は年間100例を超え、経皮的肺動脈拡張術、経皮的心房中隔欠損閉鎖術、経皮的動脈管閉鎖術などを積極的に行っています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 57 1 6.47 0 16.67  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 42 0.98 2.5 0 *63.52  
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 19 1.16 2.58 0 56.84  
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 11 1 5.64 0 59.73  
K454 顎下腺摘出術 - - - - -  

一般的な耳鼻咽喉科疾患から頭頸部腫瘍まで、手術加療を必要とする患者さんを中心に診療しています。基本的に殆ど全ての耳鼻咽喉科・頭頸部外科手術を行っています。最も多い手術は、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術です。次いで慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術(Ⅲ型)(ESS)(内視鏡下鼻・副鼻腔手術は、Ⅰ~Ⅳ型合計で年間69例)、耳下腺の腫瘍に対する耳下腺腫瘍摘出術が多く行われています。

内視鏡下鼻・副鼻腔手術(Ⅰ~Ⅳ型)の各術式の件数は以下の通りです(2018年度)

Ⅰ型…0件  Ⅱ型…8件  Ⅲ型…42件  Ⅳ型…19件

10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5551 弁置換術(1弁のもの) 14 5.43 16.57 14.29 72.43  
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 14 2.36 5.71 7.14 75.14  
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) - - - - -  
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの)(2吻合以上のもの) - - - - -  
K5606 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)) - - - - -  

当院では高度な小児および成人の心臓血管外科手術双方を行っています。小児では心臓の壁(中隔)の穴を有する症例から複雑心奇形まで、また成人では冠動脈バイパス、弁置換、弁形成、大動脈手術(ステントグラフトを含む)、不整脈手術、心不全手術まで幅広く、良好な成績で手術を行っています。手術そのものが大切であることは勿論ですが、やりっぱなしでは意味がありません。院内、院外の緊密なネットワークによる術後ケア、リハビリ、術後フォローアップなどの総合的医療を我々は大切にしています。

大動脈瘤切除術の各術式の件数は以下の通りです(2018年度)

上行大動脈(6件)
 大動脈弁置換術又は形成術を伴うもの…2件
 その他のもの…4件

弓部大動脈:3件

上行・弓部同時、弁置換術又は形成術:1件

上行・弓部同時、その他のもの:1件

10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 39 2.62 13.64 33.33 *81.51  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 13 0.38 28.23 38.46 64  
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) - - - - -  
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -  

脳腫瘍、脳血管障害、外傷を中心に治療を行っています。

最も多い手術は、慢性硬膜下血腫に対する慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術(39例)です。次いで脳動脈瘤に対する脳動脈瘤頸部クリッピング術(13例)、水頭症に対する水頭症手術(シャント:脳脊髄液を体内の別の場所に排出されるよう、チューブで繋ぐ)(9例)、脳内出血や外傷性頭蓋内血腫に対する開頭血腫除去術を行っています。

頭蓋内血腫除去術の各術式の件数は以下の通りです(2018年度)

脳内:8例  硬膜下:8例  硬膜外:1例

なお10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0063 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) - - - - -  
K0064 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径12㎝以上) - - - - -  
K0061 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満) - - - - -  
K0131 分層植皮術(25未満) - - - - -  
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -  

10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

神経内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) - - - - -  
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) - - - - -  
K386 気管切開術 - - - - -  
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -  
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による) - - - - -  

10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

放射線科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) - - - - -  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  

10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

麻酔科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0463 骨折観血的手術(鎖骨) - - - - -  
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  

10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 39 0.3
180010 敗血症 同一 15 0.11
異なる 25 0.19
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 58 0.44
異なる - -

更新履歴

2019/09/27
公開