JCHO九州病院 内科 専門研修プログラム
(研修期間3年以上)
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■ 高度専門・急性期医療を中心に全ての診療科がそろい、密に連携をとっている、バランスの良い総合病院
■ 全ての診療科は、専門研修機関です
内科系Subspecialty専門医(循環器内科、呼吸器内科、腫瘍科、血液内科、消化器科、肝臓、内科、腎臓内科、神経内科など)の認定研修機関です
o 内科系各Subspecialty(循環器科、呼吸器科など)の特徴は後期研修を参照ください。
循環器科、呼吸器科、消化器科(消化管、肝胆膵)、血液内科、腫瘍内科、腎臓内科、内分泌・代謝内科、神経内科、総合診療部
◆内科専門研修目標
JCHO九州病院は,福岡県北九州西部医療圏の中心的な高い専門性を持った急性期病院です。
当院内科で専攻医1年目に内科のすべての分野をローテートして内科主要疾患の基本的診療を身につけ、同時に専攻医1年目後半以降に疾患横断的診療や希望する専門分野のローテート(Subspecialty研修)を行うことによって,より高い臨床能力を修得できます。
したがって
JCHO九州病院内科専門研修プログラムは、「急性期総合病院で活躍できる総合内科医」、同時に「Subspecialty内科分野で活躍できる内科医」を目指します。
◆当院の内科専門研修の特徴
豊富な症例をもとに,高度な急性期医療,より専門的な内科診療の診療経験だけでなく、コモンディジーズや超高齢社会を反映した複数の疾患・病態を持った患者の診療経験ができます。
■病床数
575床 (内科関連病床数 210床)
・ICU 16床、HCU 25床
・無菌室・準無菌室 15室 (血液内科)
・手術室 13室
(うち無菌手術室4室、切り替え式無菌手術室1室、ハイブリッド手術室1)
・心臓血管造影室 2室、 血管造影室1室
・透析室 27床
・外来化学療法室 20床
■内科標榜診療科
内科、呼吸器内科、消化器内科、肝胆膵内科、血液内科、腫瘍内科、腎臓内科、内分泌・代謝内科、循環器内科、老年内科
■内科患者数 (2018年4月~2019年3月)
内科系全体の外来患者延べ数 53,162人/年 病院全体の外来患者延べ数 181,465人/年
内科系全体の退院患者数 5,519人/年 病院全体の退院患者数 13,736人/年
救急車搬入件数 6,339件 (うち内科入院の割合18.5%)
救急車搬入での入院患者数 病院全体 2,124人/年、うち内科のみ 1,170人/年
■内科各専門科の退院患者数 (2018年度、総合内科、救急科内科疾患を含む)
総内 | 消化器 | 呼吸器 | 循環器 | 血液 | アレル | 腎臓 | 内・代 | 神経 | 膠病 | 感染 | 救急 |
776 | 1182 | 1135 | 1079 | 687 | 27 | 348 | 76 | 441 | 18 | 160 | 1284 |
注) 総内:総合内科Ⅰ:Ⅱ:Ⅲ、消化器:消化管+肝胆膵、血液:血液+腫瘍、アレル:アレルギー、内・代:内分泌・代謝、膠病:膠原病
■内科の剖検数 (毎月末に院内CPCを開催しています)
2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | |
内科死亡数 | 212 人 | 205 人 | 239 人 | 256 |
内科剖検数 | 11 体 | 13 体 | 20 体 | 15 体 |
剖検率 | 5 % | 6.3 % | 8.3 % | 5.9 % |
3名の病理医が常勤し、CPCにも力を入れています(毎月1回の院内CPCと5月の循環器CPCなど)。
■内科医師について (2019年3月時点)
・内科系常勤医師数 34名
・内科系指導医数 22名
・総合内科専門医数 17名
消化器 | 血液・腫瘍 | 循環器 | 呼吸器 | 腎臓 | 内・代謝 | 神経 | |
スタッフ数 | 5 | 8 | 11 | 5 | 2 | 1 | 2 |
各専門医数 | 5 | 6 | 10 | 3 | 1 | 0 | 1 |
専攻医数 | 1 | 1 | 3 | 3 | 1 | 0 | 1 |
計 | 6 | 9 | 14 | 8 | 3 | 1 | 3 |
■内科教育関係施設定
内科学会認定教育病院,各種専門学会の専門研修施設です。
当院の研修でほぼすべての内科系subspecialtyの専門医取得が可能です。
日本内科学会内科専門研修基幹施設、日本内科学会認定医制度教育病院、日本消化器学会専門医制度関連施設、日本循環器学会認定循環器専門研修施設、日本血液学会認定血液研修施設、日本呼吸器学会指導医制度関連施設、日本糖尿病学会認定教育施設、日本内分泌学会認定教育施設、日本神経学会専門医制度準教育施設、
日本高血圧学会専門医認定施設、日本心血管インターベンション治療学会認定研修施設、日本不整脈学会・日本心電図学会認定不整脈専門研修施設、ステントグラフト実施施設、心臓リハビリテーション研修施設、日本超音波医学会認定専門医研修施設、日本臨床腫瘍学会認定研修施設、日本がん治療認定医機構認定研修施設、日本臨床細胞学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会関連認定施設
発表した報告は論文にすることを推奨しています。
◆内科専門研修プログラムの概要
内科全般の研修はもちろん,内科Subspecialty 専門科の臨床ができるようにプログラムを作成しています。
初期臨床研修で一部の研修しか経験できなかった,内科全般の十分な研修ができなかった場合でも,最初の1年間で内科全般を充分に研修することが出来ます。
専攻医の希望に応じて3つのコースを用意しています。
どのコースも専攻医1年目に内科全体を重点的に研修し、内科の基礎を固めます。
初期研修医時代の内科研修内容をみて、柔軟に内科専門分野のローテート先、期間などを決定します。
(1) 総合内科コース
① 総合内科コース 一般型
② 総合内科コース Subspecialty 重点型
一般型は、専攻医1年目~2年目に内科全体の研修をして2年目後半から専攻医が希望するSubspecialty 専門分野の研修を始めます。初期研修医時代の内科研修が不十分だった方に適用します。
Subspecialty重点型は、専攻医1年目に内科全体の研修をしながら専攻医1年目後半から専攻医が希望するSubspecialty 専門分野の研修を重点的にしながら、内科の足りない分野や総合内科的研修を行います。初期研修医時代の内科研修がある程度できている方に適用します。
(2) 大学院コース
専攻医3年目に九州大学大学院へ進学し、臨床研修と共に基礎研究を始めます。
内科専門研修の修了要件を専攻医2年目までに確実に取得しておく必要があります。
図)総合内科コースのスケジュール