内科は「循環器科」、「消化器科」、「血液・腫瘍部門」、「呼吸器科」、「内分泌代謝部門」、「腎臓部門」に分かれております。内科全体として、患者数の多い上位5位を表示しております。
※令和7年3月より内科の細分化を行いました

●「狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 処置1なし 処置2なし」
→狭心症等の虚血性心疾患に対して、経皮的冠動脈ステント留置術等の手術を行ったことを示します。

●「肺の悪性腫瘍 手術なし 経気管肺生検法等 処置2なし等」
→肺の悪性腫瘍に対して、経気管肺生検法等の検査を行ったことを示します。

●「頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術等 処置2なし」
→頻脈性不整脈疾患に対して、経皮的カテーテル心筋焼灼術を行ったことを示します。

●「胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 副傷病なし」
→胆管(肝内外)結石、胆管炎に対して、内視鏡的胆道ステント留置術等の手術を行ったことを示します。

●「肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし」
→肺炎（75歳以上）に対して、保存的加療を行ったことを示します。

消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科、一般外科等、幅広い分野の外科手術を行っております。
　扱う疾患としては悪性腫瘍が多く、消化器がん、肺がん、乳がん等、本邦に多いがんの外科治療に重点をおいています。

●「乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術等 処置1なし」
→乳房の悪性腫瘍に対して、悪性腫瘍手術を行ったことを示します。

●「鼠径ヘルニア 15歳以上 鼠径ヘルニア手術等」
→鼠径ヘルニア（15歳以上）に対して、鼠径ヘルニア手術等を行ったことを示します。

●「胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等」
→胆嚢結石などの胆嚢疾患に対して、腹腔鏡下胆嚢摘出術等の手術を行ったことを示します。

●「結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 結腸切除術等 処置1なし 処置2なし」
→結腸の悪性腫瘍に対して、悪性腫瘍手術等を行ったことを示します。

●「肺の悪性腫瘍 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 処置2なし等」
→肺の悪性腫瘍に対して、肺悪性腫瘍手術等を行ったことを示します。

小児科は、新生児疾患を中心に診療する「新生児小児科」ならびに、心臓病の診療にあたる専門性の高い分野である「循環器小児科」、乳児健診から小児の高次救急までをカバーする「総合小児科」があり、多岐にわたって日常診療から高度医療まで実践しております。

●「妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 2500g以上 手術なし 処置2なし」
→低出生体重児（出生時体重2500ｇ以上）に対して、手術を行わず、処置（中心静脈注射、人工呼吸等）は行っていないことを示します。

●「急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)」
→手術・処置の有無に関わらず、急性気管支炎、急性細気管支炎等で入院したことを示します。

●「肺炎等 15歳未満または市中肺炎等 1歳以上15歳未満 手術なし 処置2なし」
→肺炎に対して、保存的加療を行ったことを示します。

●「動脈管開存症、心房中隔欠損症 その他手術あり 処置2なし」
→動脈管開存症、心房中隔欠損症に対して、経皮的心房中隔欠損閉鎖術等を行ったことを示します。

●「先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く) 1歳以上 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし」
→先天性心疾患(動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く)（1歳以上）に対して心臓カテーテル法による諸検査等を行ったことを示します。

泌尿器科は、腎泌尿器外科を専門としています。膀胱がんの症例が最も多く、泌尿器がん手術においては福岡県内でも手術症例数の多い施設となっております。2015年8月からはロボット支援装置（ダヴィンチXi）を用いた手術も開始しています。

●「前立腺の悪性腫瘍 手術なし 前立腺針生検法 その他のもの等」
→前立腺の悪性腫瘍に対して、前立腺針生検法を行ったことを示します。

●「膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用等 処置2なし」
→膀胱腫瘍に対して、膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）を行ったことを示します。

●「上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 副傷病なし」
→尿管結石等に対して、経尿道的尿路結石除去術を行ったことを示します。

●「前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等」
→前立腺の悪性腫瘍に対して、前立腺悪性腫瘍手術（ロボット支援手術含む）を行ったことを示します。

●「水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等」
→水腎症等に対して、経尿道的尿管ステント留置術等の手術を行ったことを示します。

産婦人科は、主に婦人科腫瘍（特に悪性腫瘍）の治療、周産期医療、産婦人科救急医療を行っており、高度で専門的な産婦人科医療を遂行する地域支援型病院の責務を担っています。
なお、分娩の症例は集計より除外しております。

●「子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし」
→子宮頸がん・子宮体がんに対して、抗がん剤治療を行ったことを示します。

●「卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし等 副傷病なし」
→卵巣がんに対して、抗がん剤治療を行ったことを示します。

●「卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術等」
→卵巣の良性腫瘍に対して、子宮附属器腫瘍摘出術（腹腔鏡）等の手術を行ったことを示します。

●「子宮頸・体部の悪性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 処置2なし」
→子宮頸がん・子宮体がんに対して、腹腔鏡下膣式子宮全摘術等を行ったことを示します。

●「子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等」
→子宮頸がん・子宮体がんに対して、子宮頸部(腟部)切除術等を行ったことを示します。

●「子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等」
→子宮の良性腫瘍に対して、子宮全摘術等を行ったことを示します。

整形外科は、脊椎疾患、関節疾患（特に股関節、膝関節）および外傷を中心に、主として手術を含む急性期医療を行っております。

●「股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等」
→股関節骨頭壊死、変形性股関節症等に対して、人工関節置換術等を行ったことを示します。

●「股関節・大腿近位の骨折 人工関節置換術等」
→股関節・大腿近位の骨折に対して、人工関節置換術、人工骨頭挿入術等を行ったことを示します。

●「膝関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等」
→膝関節症等に対して、人工関節置換術等を行ったことを示します。

●「脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 内視鏡下椎弓形成術等 処置2なし」
→脊柱管狭窄症等に対して、内視鏡下椎弓切除術等を行ったことを示します。

●「足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術等」　
→足関節・足部の骨折・脱臼等に対して、骨折観血的手術等を行ったことを示します。

内眼疾患はもちろん、外眼疾患を含めた眼科領域全般の眼疾患に対し治療を行っております。

●「白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼」
→白内障に対して、片眼のみ白内障手術等を行ったことを示します。

●「白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼」
→白内障に対して、両眼の白内障手術等を行ったことを示します。

●「緑内障 その他手術あり 片眼」
→緑内障に対して、片眼のみ緑内障手術（濾過手術以外）等を行ったことを示します。

●「網膜剥離 手術あり 片眼」
→網膜剥離等に対して、片眼のみ硝子体茎顕微鏡下離断術等の手術を行ったことを示します。

●「硝子体疾患 手術あり 片眼」
→硝子体の障害に対して、硝子体茎顕微鏡下離断術等の手術を行ったことを示します。

耳鼻咽喉科は、一般的な耳鼻咽喉科疾患（扁桃炎や副鼻腔炎）から頭頸部腫瘍まで、手術加療を必要とする患者さんを中心に診療しております。

●「上気道炎」
→手術・処置の有無に関わらず、上気道炎（アレルギー性鼻炎等）で入院したことを示します。

●「扁桃、アデノイドの慢性疾患」
→手術・処置の有無に関わらず、慢性扁桃炎・アデノイド肥大等で入院したことを示します。
（行われる手術として、アデノイド切除術、口蓋扁桃手術があります。）

●「慢性副鼻腔炎」
→手術・処置の有無に関わらず、慢性副鼻腔炎で入院したことを示します。

●「扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし」
→扁桃周囲膿瘍等で入院し保存的加療を行ったことを示します。

●「耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり」
→頭頸部腫瘍等に対して、喉頭腫瘍摘出術等を行ったことを示します。

●「頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術等 処置2なし」
→頻脈性不整脈疾患に対して、経皮的カテーテル心筋焼灼術を行ったことを示します。

●「狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 処置1なし 処置2なし」
→狭心症、慢性虚血性心疾患に対して、 経皮的冠動脈ステント留置術等の手術を行ったことを示します。

●「狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし」
→狭心症、慢性虚血性心疾患に対して、 心臓カテーテル法による諸検査等を行ったことを示します。

●「徐脈性不整脈 手術あり 処置1なし 処置2なし 副傷病なし」
→徐脈性不整脈に対して、ペースメーカー移植術等の手術を行ったことを示します。

●「心不全 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし等」
→心不全に対して、心臓カテーテル法による諸検査等を行ったことを示します。

●「急性心筋梗塞(続発性合併症を含む)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈ステント留置術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし」
→急性心筋梗塞(続発性合併症を含む)等に対して、経皮的冠動脈ステント留置術等の手術を行ったことを示します。

神経内科は、頭痛・手足のマヒ・しびれ、歩行障害、けいれん、手足のふるえ等を専門的に診断・治療しています。救急部や脳神経外科と協力して救急神経疾患、特に脳卒中などの受け入れも対応しています。

●「脳梗塞 手術なし エダラボン 副傷病なし」
→脳梗塞に対し、抗酸化剤（脳保護薬：エダラボン）を投与したことを示します。

●「脳梗塞 手術なし 脳血管疾患等リハ等 副傷病なし」
→脳梗塞に対し、脳血管疾患等リハビリテーションを行ったことを示します。

●「てんかん 手術なし 処置2なし 副傷病なし」
→てんかんに対して、保存的加療を行ったことを示します。

●「一過性脳虚血発作 処置2なし」
→一過性脳虚血発作等に対して、保存的加療を行ったことを示します。

●「重症筋無力症 手術なし ガンマグロブリン」
→重症筋無力症等に対し、ガンマグロブリンが投与されたことを示します。

●「てんかん 手術なし ラコサミド(点滴静注用に限る) 副傷病なし」
→てんかんに対して、ラコサミド（点滴静注用）が投与されたことを示します。

10症例未満の場合は「－」を表示しています。

●「肺の悪性腫瘍 手術なし 経気管肺生検法等 処置2なし等」
→肺の悪性腫瘍に対して、経気管肺生検法等の検査を行ったことを示します

●「肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし」
→肺の悪性腫瘍に対して、抗がん剤治療を行ったことを示します。

●「肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし」
→肺炎等（75歳以上）に対して、保存的加療を行ったことを示します。

10症例未満の場合は「－」を表示しています。

●「胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 副傷病なし」
→胆管(肝内外)結石、胆管炎に対して、内視鏡的胆道ステント留置術等の手術を行ったことを示します。

●「小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) その他手術あり」
→小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) に対して、早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術等の手術を行ったことを示します。

●「胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術等」
→胃の悪性腫瘍等に対して、 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術等の手術を行ったことを示します。

脳神経外科は、脳腫瘍、脳血管障害を中心に治療を行っております。脳梗塞や脳出血等、8割以上が緊急入院の患者さんです。
なお、10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

●「頭蓋・頭蓋内損傷 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし」
→慢性硬膜下血腫等の頭部の損傷に対して、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等を行ったことを示します。

●「非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし」
→入院時JCSが10未満の非外傷性の脳内出血等に対して、保存的加療を行ったことを示します。

●「非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10以上 手術なし 処置2なし」
→入院時JCSが10以上の非外傷性の脳内出血等に対して、保存的加療を行ったことを示します。

●「頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 処置2なし 副傷病なし」
→頭蓋・頭蓋内損傷に対して、保存的加療を行ったことを示します。

10症例未満の場合は「－」を表示しています。

●「非ホジキンリンパ腫 手術なし ブレンツキシマブ ベドチン等」
→非ホジキンリンパ腫等に対して、ブレンツキシマブ ベドチン等が投与されたことを示します。

●「骨髄異形成症候群 手術あり ビダーザ 副傷病なし」
→骨髄異形成症候群等に対して、リンパ節摘出術などの手術が行われ、ビダーザが投与されたことを示します。

●「非ホジキンリンパ腫 手術なし リツキシマブ+フィルグラスチムあり等」
→非ホジキンリンパ腫に対して、リツキシマブ+フィルグラスチムが投与されたことを示します。

心臓血管外科は、新生児から高齢者の方まで幅広い患者さんを治療しております。

●「弁膜症(連合弁膜症を含む) 経カテーテル弁置換術 経皮的大動脈弁置換術等 処置1なし 中心静脈注射等 副傷病なし」
→弁膜症等に対して、経カテーテル弁置換術等の手術を行い、処置（中心静脈注射・人工呼吸）も行ったことを示します。

●「非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術等 処置2なし」
→非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤等に対して、ステントグラフト内挿術を行ったことを示します。

●「弁膜症(連合弁膜症を含む) 弁置換術等 処置1なし 中心静脈注射等」
→弁膜症等に対して、弁置換術等の手術を行い、処置（中心静脈注射・人工呼吸）も行ったことを示します。

●「大動脈解離 オープン型ステントグラフト内挿術 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術 その他のもの等 中心静脈注射等」
→大動脈解離に対して、オープン型ステントグラフト内挿術等を行い、処置（中心静脈注射・人工呼吸）も行ったことを示します。

●「狭心症、慢性虚血性心疾患 弁置換術等 処置1なし 中心静脈注射等」
→狭心症、慢性虚血性心疾患に対して、弁置換術等の手術を行い、処置（中心静脈注射・人工呼吸）も行ったことを示します。

10症例未満の場合は「－」を表示しています。

●「誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし」
→誤嚥性肺炎に対して、保存的加療を行ったことを示します。

●「肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし」
→肺炎等（75歳以上）に対して、保存的加療を行ったことを示します。

皮膚科は、広い範囲を対象とするため様々な疾患が含まれ、内科的や外科的手技だけでなく、外用療法など皮膚科独特な治療法を用いて診療にあたります。
　なお、10症例未満の場合は「－」を表示しています。

●「膿皮症 処置1なし」
→手術・処置の有無に関わらず、膿皮症で入院したことを示します。

10症例未満の場合は「－」を表示しています。

●「2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る)」
→2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)に対して、 インスリン製剤(注射薬に限る)が投与されたことを示します。

消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科、一般外科など幅広い分野の外科手術を行っています。
最も多い手術は、胆嚢結石症に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術です。鼠径ヘルニアに対するヘルニア手術も
多く行なっています。悪性腫瘍に対する手術では、鏡視下手術を積極的に導入し、根治性と低侵襲性を高めるように努力しています。

※悪性腫瘍に対する主な鏡視下手術の件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
胃癌
　腹腔鏡下胃切除術（悪性腫瘍手術）…18件 　　　　 ロボット支援下…9件
　腹腔鏡下噴門側胃切除術（悪性腫瘍手術）…1件 ロボット支援下…2件
　腹腔鏡下胃全摘術（悪性腫瘍手術）…5件 ロボット支援下…12件
食道癌
　胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術（頸部、胸部、腹部の操作によるもの）…11件 ロボット支援下…1件
大腸癌
　腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術…89件　ロボット支援下…13件
直腸・肛門癌
　腹腔鏡下直腸切除・切断術（切除術）…12件 　　　　　ロボット支援下…4件
　腹腔鏡下直腸切除・切断術（低位前方切除術）…8件 　　　　　ロボット支援下…9件
　腹腔鏡下直腸切除・切断術（超低位前方切除術）…1件 ロボット支援下…2件
　腹腔鏡下直腸切除・切断術（経肛門吻合伴う）…0件 　　　　　ロボット支援下…2件
　腹腔鏡下直腸切断・切断術（切断術）…1件 　　　　　ロボット支援下…6件
肝臓癌
　腹腔鏡下肝切除術（1区域切除（外側区域切除を除く。））…1件
　腹腔鏡下肝切除術（2区域切除）…4件
　腹腔鏡下肝切除術（亜区域切除）…5件
　腹腔鏡下肝切除術（外側区域切除）…1件
　腹腔鏡下肝切除術（部分切除）　単回切除…19件　複数回切除…8件
膵臓癌　
　腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術（脾同時切除）…8件
肺癌
　胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は1肺葉を超えるもの）…27件
　胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）…13件
乳癌（乳癌で鏡視下手術はありません）
　乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除（腋窩部郭清を伴わないもの））…42件 伴うもの…3件
　乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除（腋窩部郭清を伴わないもの））…107件
　乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除・胸筋切除を実施しないもの）…24件

腎癌、前立腺癌、膀胱癌、腎盂尿管癌などの泌尿器手術、腎尿管結石に対する細径尿管鏡を用いたレーザー破砕術は、福岡県内でも手術症例数の多い施設となっています。また、ロボット手術支援装置（ダヴィンチ）による手術については
2015年8月　前立腺癌に対するロボット支援前立腺全摘術
2016年4月　腎癌に対するロボット支援腎部分切除術
2018年6月　膀胱癌に対するロボット支援膀胱全摘+尿路変向手術
2020年7月　骨盤臓器脱に対するロボット支援仙骨膣固定術
2021年4月　腎盂尿管移行部狭窄症に対するロボット支援腎盂形成術
2022年4月　腎癌に対するロボット支援根治的腎摘除術
　　　　　　　　 腎盂尿管癌に対するロボット支援腎尿管全摘術
　　　　　　　　 副腎腫瘍に対するロボット支援副腎摘出手術　　　　　　　　　　　を開始しました。

※悪性腫瘍に対するロボット支援下手術の件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
　腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術…64件
　腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術…108件
　腹腔鏡下尿管悪性腫瘍手術…21件
　腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術…12件

関節疾患（特に股関節、膝関節）、脊椎疾患および外傷を中心に主として手術を含む急性期医療を行っています。当院整形外科では、術後早期からの集中的なリハビリテーションとともに紹介元を含む近隣病院との連携（病診連携）をすすめており、早期社会復帰や高齢者でも早期退院が可能となっています。
単独術式で最も多い手術は、変形性股関節症等に対する人工関節置換術（股）です。次いで、外傷等の大腿骨骨折等に対する骨折観血的手術、腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡下椎弓形成術、股関節大腿近位骨折に対する人工骨頭挿入術（股）、抜釘術を多く行っています。内視鏡下手術は皮膚の切開創が小さく、低侵襲といえる手術です。

入院で最も多い手術は白内障に対する水晶体再建術（601件）です。中央手術室以外に外来隣接の眼科単独の日帰り手術室でも行っています。次いで多いのは、網膜硝子体疾患（裂孔原性網膜剥離・増殖硝子体網膜症など）に対する硝子体茎顕微鏡下離断術で、小切開創からの手術を行っています。白内障や緑内障との同時手術が多いのが特徴です。次いで多いのは緑内障手術です。濾過手術、流出路再建術、緑内障治療用インプラント挿入術いずれの手術も多く行っています。また当院眼科では手術後の治療目標眼圧の設定をかなり厳しく設定しており、点眼なしで10ｍｍHg前後の眼圧を目指しています。選択的レーザー隅角形成術（SLT）も行っています。角膜移植も積極的に取り組んでおり、DSAEK、DALKなどのパーツ移植も行っています。

※集計条件に関係なく、手術のKコードで集計した件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
水晶体再建術（601件）
　レンズを挿入する場合（逢着レンズ）…26件
　レンズを挿入する場合（その他）…571件
　レンズを挿入しない場合…4件

緑内障手術（158件）
　虹彩切除術…1件
　流出路再建術（眼内法）…44件
　流出路再建術（その他のもの）…10件
　濾過手術…3件
　緑内障治療用インプラント挿入術　　プレートあり…5件
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 プレートなし…74件
　水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術…22件

網膜復位術…32件
硝子体切除術…28件
硝子体茎顕微鏡下離断術（152件）
　網膜付着組織を含むもの…116件
　その他のもの…36件

産婦人科は、婦人科の婦人科腫瘍と産科の周産期医療を中心に診療を行っています。婦人科では悪性腫瘍に対して手術療法、放射線療法、化学療法を中心に集学的治療を行っており、良性腫瘍手術、ホルモン療法も行っています。産科ではハイリスク妊娠の管理を中心に診療しています。2013年より本格的に導入した良性卵巣腫瘍や子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術は年間100例以上行っています。

※集計条件に関係なく、主な手術の件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
良性・悪性腫瘍手術
　子宮附属器悪性腫瘍手術…20件
　子宮附属器腫瘍摘出術（開腹によるもの）…61件
子宮附属器腫瘍摘出術（腹腔鏡によるもの）…113件
　子宮悪性腫瘍手術…35件
　腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術（子宮体がんに限る。）…14件
　腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術（子宮頸がんに限る。）…3件
　腹腔鏡下腟式子宮全摘術…55件 ロボット支援下…2件

当院での帝王切開術の件数
　緊急帝王切開術…55件
　選択的帝王切開術…51件

新生児・小児循環器疾患に対する手術を多く行っており、国内でも有数の症例数を誇っています。そのため県外からも治療のために受診される方も多く、県外の基幹病院と連携し治療にあたっています。特に先天性心疾患に対するカテーテル手術については、経皮的肺動脈形成術、経皮的心房中隔欠損閉鎖術、経皮的動脈管閉鎖術などを積極的に行っています。

一般的な耳鼻咽喉科疾患の手術加療を必要とする患者さんを中心に診療しています。最も多い手術は、慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術です。次いで慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術（Ⅲ型）（ＥＳＳ）、甲状腺腫等に対する甲状腺部分切除術が多く行われています。

内視鏡下鼻・副鼻腔手術（Ⅰ～Ⅳ型）の各術式の件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
　Ⅰ型…0件　Ⅱ型…20件　Ⅲ型…35件　Ⅳ型…17件

労作性狭心症や急性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対するステントを用いた冠動脈形成術（経皮的冠動脈ステント留置術）が内科手術の多くを占めています。経皮的冠動脈ステント留置術の各手技の件数は、「急性心筋梗塞に対するもの（63例）」、「不安定狭心症に対するもの（36例）」、「その他のもの（206例）」です。
循環器疾患の救急疾患の中でも、不安定狭心症と急性心筋梗塞は最も緊急度が高い疾患のひとつであり、昼夜を問わず患者を受け入れております。頻脈性不整脈（心房細動等）に行う経皮的カテーテル心筋焼灼術も多く行っています。

※集計条件に関係なく、手術のKコードで集計した件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
（2025年3月より内科から各詳細内科となったため、表と下記の件数に乖離があります）

冠動脈ステント留置術（305件）
　急性心筋梗塞に対するもの…63件
　不安定狭心症に対するもの…36件
　その他のもの…206件
冠動脈形成術（139件）
　急性心筋梗塞に対するもの…16件
　不安定狭心症に対するもの…14件
　その他のもの…89件
　高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテル…9件
　アテローム切除アブレーション式カテーテル…11件
経カテーテル弁置換術（TAVI）
　経皮的大動脈弁置換術…24件
　経心尖大動脈弁置換術（経大動脈大動脈弁置換術）…1件
経皮的カテーテル心筋焼灼術（220件）
　心房中隔穿刺、心外膜アプローチ…173件
　その他…47件
不整脈手術　左心耳閉鎖術　経カテーテル的手術によるもの…9件

当院では高度な小児および成人の心臓血管外科手術双方を行っています。小児では心臓の壁（中隔）の穴を有する症例から複雑心奇形まで、また成人では冠動脈バイパス、弁置換、弁形成、大動脈手術（ステントグラフトを含む）、不整脈手術、心不全手術まで幅広く、良好な成績で手術を行っています。手術そのものが大切であることは勿論ですが、やりっぱなしでは意味がありません。院内、院外の緊密なネットワークによる術後ケア、リハビリ、術後フォローアップなどの総合的医療を我々は大切にしています。

※集計条件に関係なく、心臓血管外科で行った主な手術の件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
大動脈瘤切除術
　上行大動脈…13件（うち弁置換又は形成術を伴うもの4件、人工弁置換を伴うもの1件）
　弓部大動脈…3件
　上行及び弓部大動脈…2件（うち弁置換又は形成術を伴うもの1件）
　腹部大動脈…13件
胸・腹部大動脈瘤手術
　オープン型ステントグラフト内挿術…3件
　ステントグラフト内挿術…23件（胸部8件、腸骨動脈1件、腹部14件）
弁膜症手術
　弁形成術（1弁…9件　2弁…8件）
　弁置換術（1弁…12件　2弁…4件　3弁…1件）
経カテーテル弁置換術（TAVI）
　経皮的大動脈弁置換術…24件
　経大動脈大動脈弁置換術…1件
冠動脈、大動脈バイパス移植術
　1吻合…2件（うち人工心肺を使用しないものは1件）
　2吻合以上…26件（うち人工心肺を使用しないものは3件）

10症例未満の場合は「‐」で表示しています。

消化管および肝臓・胆道・膵臓に関する急性・慢性疾患や悪性腫瘍の診断・治療を行っています。緊急内視鏡検査・治療についても24時間体制で対応しております。
胆管炎・胆管結石等に対する内視鏡的胆道ステント留置術、早期胃癌に対する内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術を多く行っています。

※集計条件に関係なく、消化器内科で行った手術のKコードで集計した件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
（2025年3月より内科から各詳細内科となったため、表と下記の件数に乖離があります）

内視鏡的胆道ステント留置術…148件
早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術…58件
内視鏡的胆道結石除去術（胆道砕石術を伴うもの…18件　その他のもの…53件）
内視鏡的消化管止血術…128件
内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜）…53件

脳腫瘍、脳血管障害、外傷を中心に治療を行っています。
最も多い手術は、慢性硬膜下血腫に対する慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)（38例）です。次いで脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血に対する脳動脈瘤頸部クリッピング術（17例）を行っています。

※集計条件に関係なく、脳神経外科で行った主な手術の件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
　慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)…49例
　脳動脈瘤頸部クリッピング術…13例（1箇所…12件、2箇所以上…1件）
　頭蓋内腫瘍摘出術（その他のもの）…12例
　水頭症手術（シャント手術…9例、シャント再建術…5件）
　頭蓋内血腫除去術（脳内…3例、硬膜下…3例）

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当院腎臓内科では３名の専任医師が診療にあたっており、対象疾患は検尿異常、急性腎不全、急性腎炎、慢性腎臓病（CKD）、中でもネフローゼ症候群、糖尿病性腎症、膠原病等の関連腎炎、慢性腎不全、バスキュラーアクセス（シャントなど）のトラブルを主体としています。消化器内科、整形外科と連携の上、潰瘍性大腸炎や関節リウマチに対する血球成分除去やその他疾患に対する血漿交換および吸着治療も行っています。全身疾患に合併した腎臓病や外科手術等の専門治療を要する腎臓病合併の患者さんについても、担当科と協力して積極的に診療に参加しています。

※集計条件に関係なく、腎臓内科で行った手術のKコードで集計した件数を以下に示します（2024.6～2025.5）
（2025年3月より内科から各詳細内科となったため、表と下記の件数に乖離があります）

末梢動静脈瘻造設術…46件
経皮的シャント拡張術・血栓除去術（24件）
初回…18件
初回実施後3月以内に実施する場合…6件
上腕動脈表在化法…12件

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分子の値が10件未満と小さく、医療の質として良好な結果ですが、値が小さすぎるため「-（ハイフン）」で表示しています。