診療・各部門
心臓血管外科の紹介
当科は昭和36年10月に,九州で最も早く人工心肺を使用した開心術を行った施設の一つです.2014年に九州厚生年金病院からJCHO九州病院に生まれ変わり,昭和~平成~令和と新生児から高齢者まで,人工心臓や心移植を除く幅広い心疾患・血管疾患に対して心臓血管外科治療を提供しており,2023年末には当院で試行した心臓血管手術は12000例を超えました.2019年2月にはハイブリッド手術室が完成し,2020年5月より重症大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療(TAVI;Transcatheter Aortic Valve Implantaion)が始まりました.2024年4月からは循環器センターの稼働が始まりました.心臓血管外科,循環器内科,小児心臓外科,小児循環器内科がさらに緊密に連携し,今後増加が予想される成人先天性心疾患に対しても柔軟に対応できるよう,医師・看護師・技師・リハビリなど,多職種含めたハートチームで日々前進しています.
現在は年間約250例前後の心臓血管外科手術を行っています.少子化と出生前診断等の影響などで,先天性心疾患は全国的に減少傾向ですが,現在も,北部九州や山口県など広範囲から多くの患児を受け入れております.成人心疾患に関しましては,従来の開胸手術に加え,より低侵襲化,より小切開への流れが拡大し,カテーテルによる治療方法も目覚ましく進歩しております.近年では,ハイブリッド手術室でのステントグラフト治療や経カテーテル的大動脈弁置換術なども積極的に取り組んでおります.また,僧帽弁形成術では高い弁形成完遂率,低い逆流再発率を実践しており,良好な手術成績を残しております.日々急速に進化している医療状況の中で,患者さん一人ひとりに対して,安全・安心・最善の治療法を選択し,皆様のご期待に添える治療を行えるように努力を重ねております.
2026年4月現在,德永副院長はじめ計6人のスタッフおよび当院および他院の研修医を迎えて手術・診療を行っています
. 豊富な症例数とその多様性から,当科では近隣病院も含め多くの研修医を受け入れています.新生児から高齢者,さらには成人先天性心疾患と,幅広い疾患群と多彩な手術,豊富な症例数を背景に,心臓血管外科医を志す医師にとっては最適な環境を提供できると自負しております.さらに,動物の心臓や臓器標本を用いたWet Laboも定期的に開催しており,心臓血管外科手術手技のトレーニングとともに,同時に医師以外の医療スタッフの知識の向上にも貢献しております.

医師の外来スケジュール
医師の外来スケジュールは、心臓血管外科外来担当医のページをご覧ください。書籍/DVD等のご案内

編 集:徳永 滋彦、他2名
発行元:南江堂
発行年:2024年 ⽇本⼈⼯臓器学会編集委員会監修
人工臓器治療の現場で起きた(起こりえた)トラブル事例を約80例、出し惜しみせず掲載。人工心肺、ECMO、人工心臓、人工呼吸器、血液浄化装置、人工膵臓に関して臨場感あふれるストーリーとともに、どのような状況でトラブルが起こるのか、どうしたら回避・対処できるのかをポイントを押さえ解説する。臨床工学技士、心臓血管外科医、ICUスタッフなどに必携の一冊。(南江堂より)
『人工臓器治療の落とし穴』書評:雑誌『胸部外科』78巻4号(2025年4月号)292頁より転載

編 集:徳永 滋彦
発行元:南江堂
発行年:2024年
胸部外科教育施設協議会推奨。総勢16名の心臓血管外科医が経験した失敗例・トラブル例を、同じ轍を踏ませないため、出し惜しみせず公開。定番から最新の手術、周術期管理にいたるまで、140件以上のトラブルの原因と対処法を解説。1ケース1ページのコンパクト設計で手術の予習・復習に最適。取り返しのつかないミスを起こす前にこの一冊。(南江堂より)
『心臓血管外科手術の落とし穴』書評:雑誌『胸部外科』77巻9号(2024年9月号)684頁より転載
「人工臓器学会ホームページ:一般向けコンテンツ【人工弁】」
企画:一般社団法人 日本人工臓器学会
執筆:徳永 滋彦
発行年:2023年
日本人工臓器学会では医療現場において使用されるさまざまな人工臓器について、一般の方向けにわかりやすく解説をしています。今回、心臓弁膜症の治療において使用される人工弁についての解説がアップされました。

『臨床実戦 心臓血管外科の裏ワザ77』書評:雑誌『胸部外科』72巻6号(2019年6月号)469頁より転載
著者名:德永 滋彦(ほか2名)
発行元:南江堂
発行年:2019年
(南江堂のウェブサイトへアクセスします。)
編集 :德永 滋彦(ほか18名)
発行元:はる書房
発行年:2019年11月
2011年に植込型の補助人工心臓(VAD)が保険適用され、心臓移植患者は自宅で療養しながら移植を待つことができるようになった。その後の治療成績の向上(2019年6月までに965名がVADの植込み手術を受け、3年生存率は約85%)により、より軽症な心不全患者へのVADの適応拡大がいま実現しようとしている。 患者を在宅医療に移行させるには、機器の取扱い・衛生管理・緊急時の対応等について患者や患者の介護者を教育する必要があるとともに、多職種にわたった医療スタッフの養成も要る。本書はそのための本邦初のガイドブックである。(はる書房より)

企 画 ・ 著 作 :一般社団法人 日本人工臓器学会
ナレーター/脚本:徳永滋彦
発 行 年 :2022年
このDVDでは、人工心肺におけるトラブル例を挙げながらトラブルのメカニズムを見える形で再現し、それら事例の安全対策を解説します。このDVDで学習することにより、臨床現場において突然遭遇する様々な人工心肺トラブルに対し、それを系統的に認識し対処できる力が養われます。
スタッフの紹介
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医師名 | 德永 滋彦 【詳細な履歴等はこちらへ(英語)】 |
|---|---|---|
| 役職 | 副院長、循環器センター長、心臓血管外科診療部長 | |
| 専門分野 | 心臓血管外科全般 | |
| 資格 | 日本心臓血管外科学会認定 心臓血管外科専門医 日本外科学会認定 外科専門医 日本循環器学会認定 循環器専門医 認定機構基幹施設修練責任者 心臓血管外科修練指導者 日本心臓血管外科学会評議員 心臓血管外科 国際会員 日本胸部外科学会指導医・認定医・評議員 日本胸部外科学会九州地方会評議員 日本外科学会指導医・認定医 日本心臓弁膜症学会世話人 日本冠動脈外科学会評議員 日本冠疾患学会評議員 日本人工臓器学会前理事 日本人工臓器学会評議員 日本Advanced Heart&Vascular Surgery/OPCAB学会幹事 胸部外科教育施設協議会(J-CONNECTS)会長代行 ECFMG Certificate(Permanent) Evaluating Examination of Canada 合格 腹部ステントグラフト実施医 産業医科大学産業医学集中講座修了 臨床研修指導医 医学生共用試験医学系OSCE認定評価者 医学博士 |
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| 出身校名 | 長崎大学(昭和63年卒) |
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医師名 | 落合 由恵 |
|---|---|---|
| 役職 | 小児心臓血管外科診療部長 | |
| 専門分野 | 心臓血管外科全般 | |
| 資格 | 日本外科学会認定 認定医・外科専門医 日本心臓血管外科学会認定 心臓血管外科専門医 日本心臓血管外科学会修練指導医 日本心臓血管外科学会評議員 日本胸部外科学会九州地方会評議員 日本胸部外科学会評議員 日本小児循環器学会評議員 日本人工臓器学会評議員 医学博士 |
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| 出身校名 | 東京慈恵会医科大学(平成2年卒) |
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医師名 | 馬場 啓徳 |
|---|---|---|
| 役職 | 心臓血管外科診療部長 | |
| 専門分野 | 心臓血管外科全般 | |
| 資格 | 日本外科学会認定 外科専門医 日本心臓血管外科学会認定 心臓血管外科専門医 日本心臓血管外科学会修練指導医 日本循環器学会認定 循環器専門医 胸部ステントグラフト指導医 下肢静脈瘤血管内治療実施医 脈管学会研修指導医 腹部ステントグラフト指導医 浅大腿動脈ステントグラフト実施医 心臓血管外科修練指導者 医学博士 |
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| 出身校名 | 九州大学(平成11年卒) |
| 医師名 | 篠原 玄 |
|---|---|
| 役職 | 医師 |
| 専門分野 | 小児心臓外科 |
| 資格 | 日本外科学会認定 外科専門医 日本血管外科学会認定 心臓血管外科専門医 心臓血管外科修練指導者 臨床研修指導医 医学博士 |
| 出身校名 | 東京慈恵会医科大学(平成13年卒) |
| 医師名 | 石井 数也 |
|---|---|
| 役職 | 医師 |
| 専門分野 | 心臓血管外科一般 |
| 出身校名 | 大分大学(令和3年卒) |
| 医師名 | 中嶋 伸吾 |
|---|---|
| 役職 | レジデント |
| 出身校名 | 東北大学(令和6年卒) |
(最終更新日:2026年4月1日)


