放射線科

診療・各部門

放射線科の紹介

放射線科では、画像診断、核医学、インターベンショナルラジオロジー(IVR)、放射線治療の放射線科領域の全分野を、放射線科診断専門医4名、放射線科治療専門医1名の常勤医師で行っています。

診断の分野では、単純X線検査、CT検査、MR検査、核医学検査の読影業務や、血管造影検査、超音波検査を分担しています。

放射線治療の分野では、常勤の放射線治療専門医が、外部照射、小線源を用いた腔内照射、骨髄移植前に必要な全身照射を含めて、悪性腫瘍の治療を主体に広範囲に対応しています。治療稼働日でない休日には放射線治療担当技師による治療機器の品質管理を月に2回行い、安全管理に日々努めています。

対応可能な治療

2022年の年間の検査数は、CT検査27,499件、MR検査7,241件、RI検査1,039件、血管造影検査61件です。CT検査、MR検査、骨シンチグラム、マンモグラフィ、腹部超音波検査については、地域の医療機関からの検査依頼も受けています。

インターベンショナルラジオロジーは、肝臓癌の肝動脈化学塞栓療法が大部分を占めますが、副腎静脈サンプリングによる副腎腫瘍の診断や、消化管出血、喀血、性器出血、外傷性出血等に対する止血等も行っており、約20%の症例は急患、救急に対応した検査です。非血管系のインターベンショナルラジオロジーとしては、CTガイド下生検やCTガイド下膿瘍ドレナージを行っています。

核医学の分野では、心臓循環器関係や骨、腫瘍、肺血流、腎、DATスキャン、脳血流、出血シンチグラム等を行っています。2021年4月から当院泌尿器科と連携して、去勢抵抗性前立腺癌骨転移治療であるゾーフィゴ静注療法を開始しています。

放射線治療は手術、化学療法とともにがんの集学的治療の一翼を担っています。当院の放射線治療部門では、2017年、次世代の放射線治療に対応すべく開発された最新の医療用直線加速器であるTrueBeam STxが導入されました。この機種は、定位放射線治療(stereotactic radiation therapy, SRT)や強度変調放射線治療(intensity-modulated radiation therapy, IMRT)などの高精度治療を極めて短時間に,かつ高精度で行うことが可能になっております。外照射では、頭頚部がん、肺がん、消化器がん、乳がん、泌尿器がん、婦人がんなどを治療しています。2014年より開始した定位放射線治療(ピンポイント治療)は、肺がん、肝がんを中心に行って参りましたが、2018年度より、脳転移に対する治療を開始しております。RALSを用いた密封小線源治療は、主に子宮頸癌に対する腔内照射を行なっています。2019年1月より最新の小線源治療機器のSagiNova、治療計画装置SagiPlanが導入されました。CT画像を用いた治療計画を行う画像誘導小線源治療 Image Guided Brachytherapy (IGBT) が可能になり、精度の高い計画を作成し、周囲の正常組織への被曝を最小限に抑えながら標的病変に高線量の放射線を照射することが可能になっています。

医師の外来スケジュール

医師の外来スケジュールは、放射線科外来担当医のページをご覧ください。

スタッフの紹介

2017miyajima 医師名 宮嶋 公貴
役職 診療部長
専門分野 画像診断、IVR
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
肺がんCT検診認定医師
放射線科専門医研修指導者
出身校名 九州大学(平成5年卒)
上原 隆治 医師名 上原 隆治
役職 医長
専門分野 放射線治療
資格 日本医学放射線科学会放射線治療専門医
医学博士
出身校名 九州大学(平成23年卒)
医師名 落合 浩一朗
役職 医師
専門分野 画像診断
資格 日本医学放射線科学会放射線診断専門医
出身校名 九州大学(昭和61年卒)
医師名 井上 公代
役職 医師
専門分野 画像診断、IVR
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
放射線科専門医研修指導者
出身校名 長崎大学(平成11年卒)
医師名 中村 由香里
役職 医師
専門分野 画像診断
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
出身校名 旭川大学(平成25年卒)
医師名 菊池 由生子
役職 医師
専門分野 画像診断
資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
出身校名 神戸大学(平成27年卒)

放射線科のトピックス

当院放射線科最近のトピックスです。以下の項目をクリックしてご覧ください。

(最終更新日:2024年4月1日)