診療・各部門
栄養管理室
こども医療センターの紹介
九州病院小児科は、(1)一般小児科 (2)小児循環器科 (3)新生児科の3部門から構成されています。それぞれが高度な専門医療を外来や入院診療において展開し ていることはもちろんのこと、小児救急医療の現場では小児科医全員がそれぞれの専門性を活かしつつ研修医とともに協力し合って、小児のプライマリー疾患か ら集中治療を要する重傷者まで小児救急医療の様々な疾患に対応しています。
さらに急性期医療のみならず、不幸にして完全回復は望めない子ども達に対する慢性期の医療的なケアーにも科をあげて取り組み、慢性疾患に対する在宅医療や、 就学相談、特別支援学校での医療的ケアー、また講習会の実施、看護師の派遣、修学旅行への小児科医の付添など院内外で広範に活動しています。
大学病院や子ども病院のようにすべての領域で高度医療を行うことは市中病院としての限界があります。しかし、救急医療から慢性期医療まで一貫した診療体制をもち、新生児・小児期の集中治療を始め、とくに循環器、新生児医療の分野では、私達を頼りに受診される方々に対し、常に最新、最善を尽くせるように、志を高く掲げて日々の診療に当 たっています。
- 一般小児科は、当科の基礎であり要とも言えます。一般、救急外来ともに感染症、呼吸器、痙攣性疾患など小児の基礎的な診療とともに、あらゆる基礎疾患を抱えた子ども達への包括的な診療を目指しています。
- 小児循環器は、30年以上の歴史を有し、広範な地域から数多くの心臓病の子ども達が紹介されてきます。とくに複雑心奇形を有する重症新生児の紹介が少なくなく、NICUやICUで心臓外科とともに最先端の治療に当たっています。
- 新生児科は、25年前に診療を開始し次第にその成果を挙げ、現在では300gに満たない超未熟児も元気に成育できるようになりました。新生児科は未熟児のみならず、先天性の心臓疾患、消化器疾患、神経系疾患を取り扱うためこれらの外科部門との密接な関係は欠かせません。
いずれの分野でも、プライマリーから高度医療まで、また急性期のみならず、退院した後の慢性期まで幅広く対応し、地域の医療機関や家族との信頼関係を何より大切にしつつ、積極的に小児科全般の診療に取り組んでいます。
入院施設について
子ども医療センター=34床。準無菌室1室、二人室・個室7床です。
すべてに洗面・トイレが付属し、院内感染の予防に努めています。
また慢性呼吸循環管理室(Chronic NICU)8床も整備し、長期におよぶ呼吸循環栄養管理が必要な乳幼児や重症在宅児のレスパイト入院に対応しています。