診療・各部門
精神科の紹介
当科は総合病院における精神科医療の担当科であり、リエゾン精神医学に特化した対応を行っております。
リエゾン精神医学に関しては後述しますが、簡単に言うならば、当科は身体疾患やその治療にともなう精神医学的問題の解決としております。
上記の対応が当科の目的であり、人員が1人のみということもあり、主に当院入院中の患者様の診療を行なっております。
大変申し訳ないことですが、原則的に外来患者様の受け入れは行っておりません。
メンタルヘルス系の診療をお求めの患者様は最寄りのクリニックや精神科病院へ御相談いただければ幸いです。
対応可能な治療
前記の通り、原則的に当院入院中の方への精神医学的治療を中心に行っております。
診療科の特徴
前記のとおり、当科ではリエゾン精神医学に特化した対応を行っております。
リエゾンという言葉はフランス語で“連携” “連絡”を意味する単語です。リエゾン精神医学とは身体疾患やその治療における精神医学的問題に対し、身体治療を担当する診療科や看護師などの医療者、地域、患者様などと密接に連携したり、相互の連絡を円滑にしたりすることで、その問題解決に努めるといった診療形態を主として意味します。
当科においては、当院での身体治療中におけるそういった介入のみならず、当院での身体治療後も患者様が精神医学的問題で悩まされることがないように、地域やその後の診療を担う医療機関との連携・連絡にも努めております。
また、そのリエゾン活動の一環としてチーム医療にも力を入れており、認知症ケアチーム・緩和ケアチームと2つのチーム医療活動にも従事し、緩和ケアの精神担当医としても活動しております。
2023年診療実績(緩和ケア関連と精神科外来とは重複あり) | |
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緩和ケア外来 | 11 |
緩和ケア | 9 |
精神科外来(入院中外来を含む) | 309 |
計 | 329 |
内訳 | |
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症状性を含む器質性精神障害 | 220 |
精神作用物質による精神及び行動の障害 | 13 |
統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害 | 15 |
気分障害 | 17 |
神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害 | 32 |
生理的障害及び身体要因に関連した行動症候群 | 20 |
知的障害 | 5 |
心理的発達の障害 | 1 |
小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 | 1 |
その他 | 4 |
計 | 328 |
スタッフの紹介
医師名 | 天津 透彦 | |
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役職 | 医長 | |
専門分野 | リエゾン精神医学 | |
資格 | 精神保健指定医 日本精神神経学会専門医 |
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出身校名 | 熊本大学(平成12年卒) |
精神科のトピックス
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(最終更新日:2024年4月1日)