3階HCU

診療・各部門

3HCU

病棟の概要

3階HCU(高度治療室)は2021年11月に外科系の高度治療室として開設されました。病床は10床で主に呼吸器外科 消化器外科、泌尿器科、心臓血管外科、婦人科の患者さんが入室され、術後の全身管理を行っています。また高度治療室の機能を活かし、心不全や呼吸不全など重症で専門的治療が必要な方の受け入れも行っています。外科系の術後看護を中心としながら、様々な疾患や治療に対応するため、多職種や関連部門と協働しながら早期回復への支援を行っています。

主な疾患
呼吸器外科:肺癌
消化器外科:食道癌 胃癌 大腸癌 膵癌 肝癌
泌尿器科:腎癌 前立腺癌 膀胱癌 尿管癌
心臓血管外科:虚血性心疾患 心臓弁膜症
婦人科:子宮癌 卵巣癌

看護の特徴

3hcu2

術後患者さんの周術期看護が主な役割です。各疾患と術式に対応した看護と共に、呼吸循環動態の管理や疼痛コントロールを行っています。合併症予防と早期回復を目指すため、リハビリテーションスタッフと連携し、積極的に疼痛緩和を行いながら早期離床を促しています。術後の回復期に入ると病棟での療養へと移行するため、安心して治療が継続できるように関連病棟と患者の情報共有に努めています。病状から長期間の入室が必要なケースもあるため、多職種で連携した専門性の高い医療の提供と家族への支援を行っています。スタッフは専門性の高い治療に対応するため、集中治療認定看護師やクリティカルケア認定看護師の協力を得ながらトレーニングを行っています。

スタッフからのメッセージ

臨床指導者

11月から開設されたばかりの新部署で手術直後の看護から、呼吸・循環不全などで緊急入院される方を担当しています。はじめは不安の声も多くありましたがスタッフ一丸となり、医師や認定看護師など多職種スタッフ協力のもと学習に取り組み、幅広い知識や専門的看護など学びを深めていける部署だと感じられるようになりました。ゼロからのスタートであり、委員会や物品の位置など、スタッフ全員で話し合うことも多く、スタッフ同士の絆は強くなりました。開設されて半年が経ちますが一人ひとりの意見が尊重される働きやすい環境です。

スタッフ(10年目)

3階高度治療室は術後の患者さんが多く入れ替わりの早い病棟です。目の前にいる患者さんの変化に気付けるように、丁寧にアセスメントすることを心掛けています。また、手術は患者さんやご家族にとって人生における大きなイベントであり、精神的負担が大きくなります。そのため、治療が優先される中でも患者さんやご家族の心のケアを大切にしています。忙しい毎日ですが、PNSを活かしスタッフ同士成長しながらステップアップしていきたいです。