診療・各部門
病棟の概要
8階北病棟は、消化器内科、内分泌・代謝内科と脳神経外科、腫瘍内科の混合病棟で病床数は49床です。
消化器内科は検査目的の短期入院、消化管出血や消化器系のがん治療に対する看護を行っています。主に内視鏡による検査・治療、肝がんに対するラジオ波治療や血管内治療が行われます。
内分泌・代謝内科は、内分泌代謝疾患の検査目的の入院、血糖コントロール目的や糖尿病の教育入院を行っています。指導には医師、看護師、糖尿病看護認定看護師、糖尿病療養指導士、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、臨床心理士などのチームで関わっています。
脳神経外科は周手術期の管理を主とします。外来で精査が行われ、手術適応の有無が総合的に評価されます。術後はリハビリ、嚥下訓練と専門のスタッフが丁寧に対応しています。
腫瘍内科は、化学療法、放射線治療からターミナル期の方まで入院されます。
一人ひとりの患者さんの生活の質が向上するように、患者さんへの十分な説明と納得のいく医療・看護の提供を目指しています。
主な疾患
〈消化器内科〉
消化管出血、急性および慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌、膵炎、総胆管結石、膵臓癌、胆管癌、胆嚢癌、食道癌、食道ポリープ、胃・十二指腸ポリープ、胃癌、小腸癌、大腸癌、小腸・大腸ポリープ、クローン病、潰瘍性大腸炎
〈内分泌・代謝内科〉
1型糖尿病、2型糖尿病、副腎疾患(副腎腫瘍、原発性アルドステロン症、クッシング症候群など)、電解質異常、下垂体疾患
〈脳神経外科〉
脳腫瘍(神経膠腫、髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫)、脳血管障害(未破裂脳動脈瘤、脳動静脈奇形、もやもや病、脳出血)水頭症、内頚動脈狭窄症、頭部外傷
〈腫瘍内科〉
主に消化器系、呼吸器系の悪性腫瘍
看護の特徴
各疾患の検査段階から治療・終末期までの看護を実践しています。
消化器内科では、内視鏡治療・血管内治療が円滑に進むよう患者さんへの十分な説明と異常の早期発見に努めています。また、消化器がんの終末期では、がんサポートチームと連携し、心身共に安楽に過ごせるように援助を行っています。
糖尿病患者さんに対しては、退院後も継続できる薬剤指導や生活指導の実施に努めています。
脳神経外科では周手術期、経過に応じた看護を提供しています。高次機能障害・運動障害のある患者さんに対しては家族、医師、リハビリスタッフと連携し専門的に援助を行っています。長期に及ぶ難治性疾患患者さんや緩和ケアへ移行する患者さんもおられ、精神的なケアも看護の重要な役割です。医師、リハビリ、NST、緩和ケア、医療連携室などと連携して、質の高い看護の提供を目指しています。
スタッフからのメッセージ
私たちの病棟は、消化器内科、脳神経外科、内分泌・代謝内科、腫瘍内科の混合病棟です。看護部の理念である「信頼される、あたたかい看護を実践する」ために、日々患者さんやその家族の思いに寄り添い、退院後の生活を見据えながら看護を提供しています。様々な疾患の患者さんがいらしゃるため、全スタッフが対応できるように病棟内での勉強会を行っています。スタッフみんなで助け合いながら、日々明るく頑張っている病棟です。。