糖尿病・内分泌代謝内科

診療・各部門

糖尿病・内分泌代謝内科の紹介

当院ではこのたび、「糖尿病内科」が新たに標榜診療科として加わり、これを機に、令和82月より当科の科名も、内分泌代謝内科から「糖尿病・内分泌代謝内科」へ変更いたしました。地域の皆様に「当院は糖尿病診療にも力を入れている」ことを、より分かりやすくお伝えしたいという思いを込めております。

当院は、糖尿病・内分泌代謝・肥満領域における専門医機構および各学会認定の教育施設です。当科では、それぞれの専門医・指導医の下、医師4名体制で学術的活動および専門的な診療を行っています。

糖尿病教育入院からインスリンポンプ症例、救急症例まで幅広く対応しており、入院患者数は例年を上回るペースになっております(別添表1)。高血糖緊急症(糖尿病ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群)や内分泌救急症例(粘液水腫性昏睡、甲状腺クリーゼ、副腎クリーゼ)など希少な症例の診療にもあたっており、多くの診療科を擁する当院の総合的な診療力、ならびに救急に強い特性を生かして、今後も地域医療に貢献してまいります。

近年注目されている肥満症治療にも専門施設として取り組んでいます。

対応可能な治療

糖尿病

1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、二次性糖尿病など、糖尿病領域の全てを網羅する外来・入院診療の対応が可能です。

個々の症例にあわせて、病態や合併症の評価を行い、最新の知見と長期的な視野を組み合わせて治療方針を決定しています。糖尿病は、細小血管合併症(神経障害、網膜症、腎症)や、大血管合併症(心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症)、認知症、サルコペニアMASLDの原因となり得るため、これらの合併症について院内の専門科(眼科、循環器内科、腎臓内科、神経内科、肝臓内科など)と密に連携して早期発見・早期治療に努めています。

糖尿病教育入院では、糖尿病専門医、看護師、栄養士、薬剤師、検査技師、理学療法士、臨床心理士、歯科衛生士が協働して、患者さんの能動的な糖尿病対応力の向上を全面的にサポートします。

また、妊娠糖尿病や糖尿病を合併した患者さんが当院で手術を受ける際の周術期血糖コントロールも多く担当しています。インスリンポンプや持続血糖測定などの先進医療機器も積極的に取り入れています。

選定療養制度を用いた「Freestyle リブレ2」による持続血糖測定のご案内

肥満症

地域の医療機関との連携のもと、肥満症の診断および二次性肥満の鑑別・治療を行い、原発性の肥満症に関しては、厚生労働省や関連各学会の指針に従い、最適使用推進ガイドラインに則った保険診療を行なっています。

◾️肥満症について(日本肥満学会ステートメントより抜粋)

肥満(BMI 25kg/m2以上)に加え、内臓脂肪の過剰蓄積あるいは「肥満症の診断基準に必須の11の健康障害」(下表に記載)のいずれかを伴うものを肥満症と診断し、治療の対象とする。

※ 肥満症の診断基準に必須の11の健康障害 1)耐糖能障害(2 型糖尿病・耐糖能異常など)、2)脂質異常症、3)高血圧、4)高尿酸 血症・痛風、5)冠動脈疾患、6)脳梗塞・一過性脳虚血発作、7)非アルコール性脂肪性 肝疾患、8)月経異常・女性不妊、9)閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、10) 運動器疾患(変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症)、11)肥満関連腎臓病

内分泌

下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、性腺、骨代謝疾患など幅広い分野の患者さんの診断・診療を行なっています。必要時には、院内の多くの他の専門診療科と協力して治療を行なっています。特に、副腎疾患(原発性アルドステロン症、副腎腫瘍、クッシング症候群、褐色細胞腫)、甲状腺疾患(バセドウ病などの甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症)、骨代謝疾患・カルシウム代謝異常の症例を多く診療しています。

診療実績

表1 令和7年度4月から12月(8ヶ月間)の入院患者の内訳

令和74月から12月の累計数

1型糖尿病

6

2型およびその他の糖尿病

76

低血糖

10

内分泌疾患

14

糖尿病性ケトアシドーシス(再掲)

9

高血糖高浸透圧症候群(再掲)

7

粘液水腫性昏睡

1

甲状腺クリーゼ

0

副腎クリーゼ

1

代謝障害・その他

15

全体

123

診療科の特徴

◾️当科の特徴と地域連携に関するお願い

慢性疾患の多い当科の領域では、安定期に入ると治療内容が数年単位で大きく変わらないこともあります。一方で、緊急事態が生じた場合や、病態に応じて新規治療薬への見直しが望まれる場合もあります。気付かぬうちに進展する合併症を念頭に、定期検査や治療薬の調整が必要となることも少なくありません。

そのため、慢性的に良好な経過をたどっている患者さんの診療は、地域のかかりつけの先生にお願いしつつ、当科では、以下のような患者さんを主に担当させていただいています。

  • 初回や増悪時の入院加療
  • 定期的な合併症評価
  • 専門的な治療方針の決定(初回および必要時の治療見直しを含む)

外来診療は完全予約制で、スタッフ枠の医師3名が担当しています。

医師の外来スケジュール

医師の外来スケジュールは、糖尿病・内分泌代謝内科外来担当医のページをご覧ください。

スタッフの紹介

医師名 的場 ゆか
役職 診療部長
専門分野 糖尿病・内分泌代謝・肥満
資格 日本内科学会認定 総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医・研修指導医
日本内分泌学会認定 内分泌代謝科専門医・指導医
日本専門医機構認定内分泌代謝・糖尿病内科領域指導医
日本肥満学会認定肥満症専門医・指導医
日本医師会認定産業医
臨床研修協議会プログラム責任者講習修了
TNT(Total Nutrition Therapy)研修終了
医学博士
出身校名 大分大学(平成8年卒)
医師名 吉村 將
役職 医長
専門分野 内分泌代謝・糖尿病
資格 日本内科学会認定 認定内科医
出身校名 九州大学(平成26年卒)
医師名 二見 貴人
役職 医師
専門分野 内分泌代謝・糖尿病
資格 日本内科学会認定 総合内科専門医
出身校名 杏林大学(令和2年卒)
医師名 堤田 夏生
役職 レジデント
出身校名 琉球大学(令和4年卒)

糖尿病・内分泌代謝内科のトピックス

当院糖尿病・内分泌代謝内科最近のトピックスです。以下の項目をクリックしてご覧ください。<!--

(最終更新日:2026年4月1日)